近所の奥さん達

 昨日の雨が朝に上がらず、午前中のんびりと昼食用のクラブハウスサンドイッチなどを作って10時頃材を積んでやおら出発。 姫路に付いてサンドイッチを食べ終わった頃から日が差してくる。 箪笥を運び出すため、中のものつまり衣類を軽トラに積んで飾磨港の近くにある姫路南部美化センターへ運んで廃棄してもらう。 主に箪笥の中にあった衣類を軽トラで運んだのだが、一回目は110キロ、二回目は140キロ、衣類だけで合計250キロあったよ! どうやらここのお爺さんは洒落者だったらしく、衣服はお婆さんのものより多かった。 それにしても二人分で衣類が200キロを越えているとは・・・やれやれだなぁ。
 加西市はクリーンセンターの持ち込みゴミの分別などしている現場の職員はいわゆる中高年のオジサンタイプの人たちだったが、姫路市は高学歴ないかにも大学を出たという感じのする若い職員たちが分別をしている。 市役所へ入ると若いうちに一度はこんな現場へまわされるのかな、という気もするが・・・どうなんだろう? 姫路市の焼却物の手数料金は加西市よりかなり高い。


 軽トラを細い道に停めて縁側から荷台に衣類を投げ入れていると、多分東裏側の家の奥さんだと思うが、今度入られる方ですか、と聴いてくる。 いや、リフォームの仕事をしに来たものです、と答えると、とにかく屋根の瓦を早く何とかして下さいね、言う。 瓦が飛んできそうで、台風でも来たら大変なことになるかと心配だわ、と言われ、屋根は瓦をめくってキチンと直しますよ、と答える。
 その後、多分西隣の奥さんだと思うが、新しい住人はお宅ですか、と聞くので、工事をするものですが、と言うと、直して住まわれるの?壊してしまわないんですか、と呆れられる。  この後畳をまくって縁の下の状況や柱の虫食いなどを見てからどうするか決めます、と答える。 どうでも良いけどあの大きな木どうにかしてくださいな、葉が落ちて雨樋が詰まって迷惑しているのよ、それにお宅の樋も半分折れてぶらさがっていますよ。
 すいませんご迷惑を掛けています、家を直すにしろ、壊すにしろ、近々木は切り倒します、と平に謝る。
 また北側の立派な門のある家の奥さんは、外出から帰って来たのだろうが家に入りがけに、人を値踏みするように眼鏡越しにキッと一瞥した後、そのまま黙って門の中に消えていった。 おお!怖いなぁ・・・
 かと思うと、多分すぐ近所ではないだろうが、太ったオバサンが来て、前のお爺さんはどちらへ移られたのですか?と聴いて来た。 姫路市のケアーハウスへと聞いていますが・・・何という名前か知らないですが・・・と言って、この人に電話して聞いてみてください、と世話人の人の電話番号を教える。


 今日の仕事


 午前中姫路に単管や梯子、脚立など雨に濡れてもよいようなもの軽トラに積んで運ぶ。 午後雨が上がって姫路の家の箪笥の中のもの、つまり衣類を廃棄に行く。