骨髄穿刺

 今日神戸より帰る。 27日に兵庫県立がんセンターで初めての受診する。 担当は血液内科の部長であるM医師。 その場でその二日後の29日に骨髄穿刺といって背骨の骨髄に注射針を差して骨髄内の液を抜く、いわゆる骨髄生検を受けることになる。 そこでもう二日間神戸での滞在を延期し昨日の午後骨髄穿刺を受ける。 太い注射針を固い骨髄に差すので半身麻酔をした上での作業となり、その後1時間ほどベッドで寝ていて、帰りの運転と二日間風呂と酒は禁止、おまけに汗をかくような行為もダメ・・・つまりアレをやっちゃいけないということなのだろう。
 その結果は二週間後の受診の時に分かるのだが、その結果を見てにこれからの治療方針が言い渡されることになる。
 医師との話し合いの中で思ったのは、ガン治療などの場合厚生省のガイドラインみたいのがあって、それに添う形でしか治療が出来ないんだなぁ・・ということである。 だから最近使われるようになった薬などは、欧米では初期の段階から使ったりするのは医師の判断で出来るのだが、日本の場合は薬使用のガイドラインの縛りがあり、化学療法などを経て、こりゃどうやら打つ手なしとなったなぁ、という段階でしか使用出来ないようなのである。 
 そんな訳でオフの病気の場合などとくにどこの病院でも同じ治療が行なわれていることになる。 良い点としては横の情報交換は簡単になることと、欧米の結果の後追いで治療が行なわれるわけだが、それはそれで安全を重視しているともいえるのだが、日本発で画期的な治療法が確立することはありえないだろう。

 数日前の茂木健一郎氏の27日のブログhttp://kenmogi.cocolog-nifty.com/の中に以下のような文があったことを思い出す。

ソニーコンピュータサイエンス研究所にて、
所長の所眞理雄さんと議論。

イノベーションの進み方が、
今後どのように変化していくか
について。

  ー中略ー

 薩摩と長州の両藩が
明治維新の原動力となったのは、
どちらもイギリスを中心とする
西洋列強と直接交戦して
その実力を知ったことが
きっかけだった。
日本は、文化的にはまだ
鎖国しているような気がして
ならない。

日本のインテリが西洋列強と
本当の意味で直接交戦するのは
いつのことだろうか。


 五月も明日まで、六月にはいよいよここ加西の家の売出しである。 売りに出しになる以上、加西の家からモノも身も撤退しなければならない。 オフの生活用品、道具類、余った材料などなどを姫路の家へと運ぶことになる。 それに、おそらく姫路の家に残されている種々のモノを廃棄処分すること・・・それらが来週からの仕事となる。


 今日の仕事


 クリーンセンターへ残っていた最後の廃棄物を処分に行く。