蛙が鳴いている

 今日も夏日だったが、昨日より少しムシムシしていた。 明日は雨らしいが、蛙が声高に鳴いて雨を呼んでいる。 畳屋が表替えをした畳を持ってきて敷いていった。 部屋に畳がないと人が着物を着ていないと同じで、どこか貧相なものがあった。
 三時ごろ突然嫁さんが訪ねて来た。 丁度部屋の掃除をしていた時で、掃除機を掛けたり、拭き掃除をしたりしてくれて五時前にはあわただしく帰って行った。 最近はお母さんのボケがひどく長く目が離せないからだ。 週末東京へ行く予定が延期になった。 仕事か何かで子供の都合が悪くなったからだ。 


 久しぶりに時事ニュースを取り上げる。 
 昨日のニュースになるが、米連邦準備制度理事会FRB)がアメリカの成長率を大幅下方修正して、今後マイナス成長も含む景気後退を予測している。


 http://www.sakigake.jp/p/news/main.jsp?nid=2008052201000062


 これから先アメリカの経済は正念場を迎える。 とくに金融機関はすばやく資本増強をしたが、そのための高金利の利息を払い続けながら不良債権の処理もせねばならないので、かなりキビシイ経営が続くだろう。 日本の場合バブル後にデフレに陥り、超低金利で金融機関はようやく不良債権を処理したが、アメリカはどのような道を辿るのだろうか・・・見当も付かない。 これまでのように世界中からモノを買い漁り、貿易赤字を垂れ流し、それを債権を販売して垂れ流したドルを掻き集めていた、というこれまでのやり方出来ないだろう。 いくら一番強い国だといっても、世界中の金持ちは低金利国債などを買わないからだ。 ということを考えていくと、情報だ、金融だと言ってモノ造りを放棄した国の行く末は悲惨なものがある。 と言っても、まだまだアメリカには情報と農産物と軍事力というカードが残されているのだが・・・最後のカードだけは再び切って欲しくない。
 日本では原油高騰で輸入額が膨らみ、貿易黒字が半減した、とのニュースもあった。


 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080522-OYT1T00348.htm


 しかし、内容を見ていくと輸入額11・9パーセント、輸出額4パーセントと共に前年同期にくらべて増えている。 ただしアメリカ向けの輸出も輸入も共に大きく減っている。 これを見てもアメリカの景気減速が裏付けられる。 結局貿易黒字は減ったが、全体で輸出入が増えているのはアジア向けの輸出入が増えているからで、とくに中国への輸出が増えているのが大きい。 たしか年間の日本の貿易額のトップが二年ほど前にアメリカから中国にシフトしたはずだが、その結果がこれらの数字に現れてきている訳だ。 おそらくこの先ますます日本と中国の貿易額は膨らむ一方で、それに反してアメリカとの額は減る一方だろうと思われる。 どうであれ貿易が一極集中から多極化するのは悪いことではない。 


 今日の仕事


 柱など塗装がムラになって綺麗でないところを塗りなおす。 ところが窓枠を塗った後、そこから塗料が垂れて珪藻土の壁に垂れてしまった。
 昨日は昨日で、外壁の壁と水切り材との隙間にコーキングをしていて、はみ出して壁を汚してしまった。 いずれにしろ塗り直しとなるのだが、その場合塗り壁の場合部分的に塗り直しが利かない。 その面を全部塗り直しとなってしまうのだ。 苦肉の策で、ホームセンターで似たような色の塗料を買ってきて、上から塗ってみた。 内壁の場合は近づけば分かるが、少し離れれば分からない程度になった。 だが、外壁は色が合わない。 どうするベェ、と思っていて、左官屋が色粉を残していっていたなぁ、と思い出しそれを水で溶いて塗ってみた。 やや色は濃いが大分マシになった。
 奥の寝室の床を拭き掃除する。 午後からは窓の拭き掃除。 続いて風呂のタイルを洗剤を掛けてブラシで擦る・・・少しはましになったがタイル目地は部分的にまだまだ黒く汚れている。