信用不安

 左官屋と配管屋がともに来て、今日はにぎやかな現場となった。 左官屋は和室から壁の下塗りををはじめたが、今日は廊下の下塗りまで進んでいる。 この爺さんは手はまあまあ早いほうだと思うし、仕事もなかなか綺麗だ。 八千代の家で入っていた左官屋の話になり、アイツはボチボチだなぁ、と評して笑っていたが、まさにその通りの腕前だったと思う。
 配管屋はトイレの排水を下水道に繫いでくれて、今日の夕方から水洗便所が使えるようになった。 明後日の月曜日にバキュームカーに来てもらい最後の汲み取りをしてもらい、その後便槽は穴をあけて土砂を詰めて埋めてしまうことになる。 汲み取り便所の壁のタイルなどを落として、その跡にウオーキングクローゼットを作ることになる。


 今日のニュースより
 米連邦準備制度理事会FRB)傘下のニューヨーク連邦準備銀行と米銀行3位のJPモルガン・チェースは14日、米証券大手ベア・スターンズに対する緊急支援を発表した・・・とある。


 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080315-OYT1T00336.htm


  これは建前は、というか表面上はJPモルガンがベア・スターンズに融資するという形をとっているが、JPモルガンが融資する金を連邦準備制度理事会がモルガンに融資している訳で、実質的にはFRPが民間の証券会社に対して救済策を取ったことになる。 内訳はJPモルガンは公定歩合でNY連銀から資金を調達し、ベアーに融通する。
 それにしてもFRPの対応が見事なくらいすばやい。 当然のことながらこの種の対応は少し遅れると手の打ちようがなくなるものであるが・・・
 前日ベアーの経営責任者が資金調達が急激に難しくなったとの声明を発表していた。
 いったん金融関連会社が巨額損を抱えて資金繰りが悪化すると・・・経営難だとの観測が市場で急速に広がる→同社株が急落する→信用不安が高まる→買い付けが起きる→倒産・・・これらの流れアレレと言っている間に津波のように次々に襲ってくるのだ。
 
 JPモルガンがベアーの買収することを念頭に置いた支援との見方もあるらしいが、いずれにしろその辺のところを含めて裏舞台でFRPとJPモルガンとベアーとの話し合いが持たれて、短時間の間に合意がなされたわけだ。


 東京都の経営する新銀行東京の経営難の問題だが、都知事に追加融資をすることで立ち直れるという確信があれば、議会の承認など後回しにしてでも都知事の責任ですばやく対応すべきである。 それが出来ないなら、倒産させる方がよほど賢い対応だったと考える。 議会でウダラウダラやり出してしまったら、もう今更火中の栗を拾う者は誰もいなくなってしまうだけだ。  どうやら都知事には経済には意地も外聞も体面も一切ないということが認識出来てないようだ。


 石原都知事は一時は不良債権の処理で青息吐息だった都市銀行などに外形標準課税を課するなどとヤンチャナところを見せていたのだが、その内に大手企業中心に景気が回復してくると、東京都の財政は見る見る間に好転した。 バブル時に大手企業の本社が全部東京都に集まってしまっていたからだ。 そこからの税収が大きく寄与して、地方自治体の中では東京都だけが財政においては一人勝ちという状態になった。 それに乗って都知事はオリンピックを誘致するなどと大風呂敷を広げていた。
 
 石原都知事は慢心していたし、今もそうだと思う。

 
 今日の仕事


 昨日夕方届いた押し出し窓と採風勝手口ドアをトイレとその横に取り付ける。 採風ドアというのはドアに上げ下げ窓が付いていて、ドアを閉めた状態でも窓を開けておくことで室内へ風を通せるドアのことである。 この勝手口ドアは外部への出入もそうだが、夏場にダイニングへ北側からの風を通すことが目的で採用したドアなのである。 午後からは外壁のシージングボードの上に防水のアスファルトルーフィングを張って行く。