道州制

 ようやく今日から左官屋が来た。 60代後半の人でいかにも職人らしい感じがする実直で真面目そうな人である。 長く同じ仕事を続けるには真面目でないと続かないもので、職人と言えばばだいたいこんな感じの人が残るのだろう。 どことなくやんちゃな感じな男は地道に働かないだろうし、腕前も伸びなくて仕事が来なくなり、結局職人として仕事を長続き出来ないのではないのだろうか。


 ニュースより。 自民党は13日、党本部で総会を開き、道州制のあり方に関する第3次中間報告の「たたき台」を示した、とある。
 また、都道府県を廃止して全国に10程度の道・州を設置し、市町村合併をさらに進めて700〜1千の基礎自治体に再編することを打ち出した。


 http://www.asahi.com/politics/update/0313/TKY200803130371.html


 この構想にはオフは基本的に大賛成である。
 道州制と言うよりも、もっと小さい規模の藩ほどの大きさがよいと思う。 明治の初めに廃藩置県がおこなわれたが、言ってみれば今度は廃県置藩をやって元に戻すのだ。 この基本的構想としては国から地方へ権限の委譲して、財政も基本的には地方の自主的な独立採算制にすることに主眼があることにある。 かっこ良く言えば新しいユナイテッド・スティッ・ジャパンの誕生ということである。


 明治の初め西洋列強がアジアの各地を植民地化していたが、その危機感から明治政府は国家の統一と富国強兵策を打ち出し、帝国主義的な
列強諸国に対抗して行こうとした。 この政策は当時としては基本的に間違っていなかったと思うが、その到着点が軍部の暴走による太平洋戦争での亡国的敗北でもあった。 その後軍事力の増強策を経済力に置き換えての敗戦後の復興があったが、しかしその到着点が国民こぞっての拝金主義的なバブルの崩壊であった。 ただ戦前と同様、戦後も国家主導型経済復興が続いていた。 つまり国家が業界を丸抱えして保護していくという護送軍団方式だけはそのままであった。 結局、保護育成する名目の下で政官財の結びつきが強まり、各界に既得権がはびこり、その既得権に談合的に安住してしまい、多くの腐敗が生まれる結果になった。 とくに最近はその内でも官僚、公務員の堕落が目に余る状態になってきている。
   

 今日の仕事


 キッチン横のユーティリティの床を張るための下仕事、大引きを伏せと根太を敷く。 ここの部分には井戸がありこれまでその上にポンプが乗っていたが、先日配管屋に頼んでポンプだけ外へ移動して設置し直した。 万一の場合のことを考えて床をまくれるようにする。
 奥の寝室の床と和室の床の一部に二度目の塗装を済ます。