人工幹細胞

 仕事は少しずつだが着実に進んでいる。 だが、手が荒れてガサガサである。 ここの所コンクリートをハツッタリする仕事をしているせいだろう。 おまけにコンクリートの中の鉄筋をデスク・グラインダーで切り落としたが、うっかりそれを折ろうと親指の先で触れて火傷をしてしまった。 右手の親指の先の腹側である。 今朝味噌汁の具に入れるためジャガイモの皮をむこうとしたが、親指の先が痛くて押さえることが出来ない。 その他ちょっとしたことがいろいろ不便である。 たとえばスイッチの入り切りとか、シャツのボタンハメなども指先で簡単にやれない・・・案外親指の内側の先を使っているものなのである。
 

 今日のニュースから、 マウスの皮膚でつくった人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、網膜にあって光を感じる視細胞をつくることに成功した。


 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008030201000240.html


 とにかく人工幹細胞の合成の成功以来、次々に新しいことが起きているんだなぁ。 これからの医療の主流は人工幹細胞からいろんな部位の細胞を作り、それを移植していくという方法が主流になるのは間違いないだろう・・・まさに医療の一大革命が起きるといってもよいだろう。
 しかも本人の皮膚の細胞を使って作れるのだから、移植しても拒否反応も起きないというわけだ。 今まで行なわれてきた脳死状態の人から臓器を取り出して移植するという大げさな移植治療など、馬鹿みたいなことをしていたなぁ、と笑える日も近いようだ。

 文部科学省が二月の末に、京大、東大、慶応大学、理化学研究所を拠点にして再生医療実現プロジェクトを進める、と発表していたばかりだ。


 http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802290084.html


 これだけの新技術に対して、ケチ臭いことに文部科学省は拠点に選んだ各大学にせいぜい数億円程度の金の援助するだけらしい。


 今日の仕事


 トイレの仕事の内、主として壁仕事をする。 柱にヌキ穴を掘ったり、腰板の端を差す溝を付けたりする。 最後に柱をを立ててヌキをいれて垂直を見て固定する。