怨念の投げあい

 一昨日配管屋が来て、風呂の脱衣所兼洗面所を壊し始めた。 床と壁の腰部分まではタイル張り、壁の腰より上と天井はモルタル塗りの箇所である。 今度はここに便所と外部への出入ドアを取り付ける予定にしているのである。 天井部分のモルタルの下地は板ズリだったが、壁部分の内部は全部ブロック積みであって、それを電動ハンマーでコツコツと壊していくわけだ。 配管屋は今日も来て、風呂の腰より上のタイル部分と天井のモルタルも含めて落としてくれた。  人は汚くてキツイ仕事だと言って嫌うけど、俺は意外とこれが好きなんです、と言いながらやっていた。 確かにモノを壊すというのは・・・キレイに壊せた時などある種の爽快感があるものだが、舞い上がる埃の中での仕事だからなぁ・・・それにまず怖気づいてしまうよ。 昨日の日曜日の夜は脱衣所は壁を落として外部とツウツウで状態だったが、寒い寒いと言いながらも風呂に入ったよ。
 

 もう二、三日前のことになるが、首相を退いてから政治的な発言を一切していなかった小泉元首相だが、都内の講演会に出て来て、現在国会で与党と野党が激しく争っている、揮発油税暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案について 「与党も譲るべきは譲り、そろそろ話し合いを始めるべきではないか」と述べた。

 http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20080222-325662.html



 このガソリン税や車検の時の重量税など道路特定財源税を作ったのは田中角栄首相だった。 その後この財源は車の増加と共に急激に額が膨らみ、自民党内の旧田中派を中心にその利権をバックに「道路族」などと言われる強い勢力が出来上がっていったのだった。
 以前にオフはこのブログに、小泉改革というのは、かっての田中、福田の角福戦争の恨みを持続していた男の、いつかは憎い旧田中派を潰すことを心に誓っていいた男の、いわば執念の結果であり、成果なのである、と言うようなことを書いた記憶がある。
 小泉氏はここへ来て再び姿を現して、旧田中派の多数が所属する道路族を潰すのなら民主党とでも手を組んでもよいと言い出したわけである。


 それを受けてか福田首相は昨日突然、ガソリン税など道路特定財源暫定税率延長を含む租税特別措置法改正案について、民主党と修正に柔軟に対応する考えを示し始めた。 道路族連中は今頃ハラワタが煮えくり返っているのではないだろうか・・・こちらの怨念はたしてどこへ向かうだろうか・・・


 今日の仕事


 昨日の続きで午前中はリビングの壁にプラスターボードを張って行く。 屋根の雪が融け始めた午後から、一昨日の仕事の残り野地板を張って行く。 前に張った野地板はまだ濡れているし、明日からまた雨だというのでとりあえずアスファルトシートを載せておく。