万能細胞、母べえ

 いよいよ今日から外壁仕事に入った。 春めいてくるの待っていたが、まだしばらく寒い日が続きそうである。 かといって内部で出来る仕事はほとんどなくなってしまった。  リビング南側の壁面を壊し、そこに枠を組んで横すべり出し窓を二箇所取り付け、その他の面の壁下地仕事をした。 今日は日が差していてかなり日差しの力強さを感じるが、冷たい風が吹いていて寒い。 今日中に外壁下地のシージングボードを張り終わろうとしたが、ボードを留めるヌキを一本入れたところまでで終わってしまった。 寒い風が吹き込むので、青いビニールシートを留めて覆っておいた。


 午前中配管屋が来た。 八千代で仕事を頼んだ同じ業者である。 トイレを水洗にするための申請書を出す手続きがそろそろ必要なのと、仕事の段取りに来た。 おおよそのところを見て来週末から入りますと言って帰っていった。 こちらもアイランド式のキッチンシンクのメーカーや機種を決めて見積もりを取らねばならない頃になってきている。 また、来週は雨水になるが、その頃から左官屋もきてもらうつもりだ。


 ここのところオフはサブプライムローン、大統領選挙、ヤフーの買収というアメリカのニュースを主に追ってきているが、今日は日本発のニュースを二つ取り上げる。
 まず、京大の山中教授チームが癌化しない万能細胞の増殖に成功したというニュース。


 http://www.asahi.com/science/update/0215/OSK200802140099.html


 この京大の山中チームが初めて万能細胞の増殖成功した時は、バチカンローマ法王すら今世紀の偉大な成功ニュースだ、と祝福のメッセージを出していた。 これまではイギリスのクローン羊のドーリーなどすべては受精卵からの培養、増殖の幹細胞によるもので、生命への人為的な操作という倫理問題が付きまとっていたからである。 だたしこの万能細胞にも弱点があり、それは癌を併発する可能性が20パーセントもあったという点だったが、わずか数ヶ月で簡単にこの問題もクリアーした。
 この山中教授はもともと神戸大学の医学部卒だが、国立大阪病院整形外科の臨床研修医として勤務していて、重症のリウマチの女性患者を担当し患者の全身の関節が変形した姿を見てショックを受け、重症患者を救う手立てを研究するために研究者を志すようになったという事である。 大阪市立大学医学大学院へ再入学して博士号をとって国外へ留学してから、京大で教授になるというまわり道コースをとっている。


 もう一つのニュースは山田洋次監督、吉永小百合主演の映画 「母べえ」 がベルリン映画祭で上映されて拍手がなりやまず高い評価を受けたという。

 http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/p-et-tp1-20080215-321539.html


 山田洋次監督も吉永小百合さんもどちらかと言えばオフの嫌いなタイプの人であるが・・・
 何と言うのか、簡単に言えば内容や演技がクサイと感じるからである。 何クサイ?・・・民青(みんせい)クサイのである、と書いても若い人たちには分からないだろうなぁ(笑) 民青というのはたしか日本民主青年同盟というものものしい名前の団体であり、日本共産党の青年部で下部組織のようなものだと思えばよいだろう。
 山田洋次は以前「たそがれ清兵衛」でベルリン映画祭のコンペティション部門に出品され、その後『隠し剣 鬼の爪』もベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品されたが、ともに受賞しなかった。 今度が三度目の正直になるのか・・・?

 「たそがれ清兵衛」はご存知藤沢周平原作の小説だが、山田洋次の作品になったときには、下級武士はしょせん藩の勢力争いに利用され最後は捨てられる存在だ、とわざわざセリフにまで入れて登場人物である田中泯に言わせていたが、藤沢周平が生きていたならあんなセリフは蛇足だと嫌ったと思う。 そんなことはあらてめて言わないまでも作品全体でキチンと表現されているからである。 せっかく田中泯宮沢りえに負けないすごい演技をしていたと言うのに・・・
 吉永小百合といえばオフたちの世代の大多数の男たちにがサユリストだったと言わるほどの人気ある清純な映画スターであったが、どこか演技がワザとらしい、頭の中だけで演技しているような不器用な面があった。

 まあ、両者とも頑張ってください・・・よぉ〜 である。 


 今日の仕事


 リビングの南側の外壁を取り壊し、横すべり出し窓二ヶ所の取り付けと、壁下地の仕事をする。