流れ

 修理を頼んでおいた車がすでに出来上がっている。 車を取りに行くために嫁さんに迎えに来てもらい、これから神戸へ行って明日帰って来るつもりだ。


 アメリカでは政治的には、大統領選挙の民主党においてはオバマ氏がさらに三州で勝利し、クリントンさんとの代議員の差を縮めてきていて現在はほぼ両者は並んでいる。 ところがこの三州の敗北を受けてクリントンさんが選挙対策のトップを更迭したと言う。


 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008021101000120.html


 長年クリントンさんの元で働いてきたヒスパニック系の女性本部長だったらしいが、これはあくまでオフの憶測だが、ヒステリックになって感情むき出しの更迭だったのではないだろうか。 クリントンさんがヒスパニック系が多い大票田のカリフォルニアで勝てたのは、この選対トップがいたからこそではなかったのか?・・・ウ〜ンこの場に至っての更迭は今後の展開に対して決してプラスにはならないどころか、これで悪い方に決まったとも受け取れる。
 そういえばオフがクリントンさんを最終的に見限ったのは、先の選挙戦でオバマ氏に対して非難合戦をしている時のクリントンさんの恐ろしげな表情を見た時だった。 あのような感情をむき出しになった女の表情は、男はどうあろうと金輪際見たくないと思っているものだ。 ア〜タッ!と言う時のあの山の神の表情を見たい男はこの世にはまずいないだろう。 いわゆる頭に角が生えた・・・昔から夜叉とか般若とかと言われて表現されているあの女の顔である。 まあ、何の不自由もなく育ってきたお嬢様が、アグレッシブな大人になった後のおきまりのコースを辿っていると言えなくもないようだ・・・
 

 またアメリカの経済ニュースでは、ヤフーがマイクロソフト社の買収案を拒否したと報道されている。 これでボールはマイクロソフト側へ投げ返された訳で、後はマイクロソフト社が、買収価格の上乗せをするのか、それとも一気に敵対的公開買い付けに出るのか・・・いずれにしても、さらに兆の値がつくお金が加算されるような動きになるわけだ。

 http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080211AT1D1000910022008.html


 今のところアメリカの政治と経済のビックニュースのどちらもオフの予想というか、思惑の方へ流れが向かっているようである。 


 アメリカの先の中央銀行総裁であったグリーンスパン氏が「波乱の時代」という著作を世に出したという。 オフは読んではいないが、日本経済について書かれている部分を要約したものによると・・・

 「日本の行動は他の資本主義国とは違う」として、その理由を「日本人にとって体面を失うことが、いかに屈辱的か」ということを挙げているらしい。 さらに早期に不良債権処理を断行していれば、「調整期間はもっと短くなり、何年も前に通常の経済に復帰していたはずだと確信していたし、いまも確信している」と記述して 「日本人は多くの企業や個人の体面が傷つくのを避けるため、あえて巨額のコストがかかる経済の停滞を受け入れたのだ」とまとめていると言う。

 
 そのような主旨の話らしいが、これはどこか的を得ていない。 体面というより、火急の場合の対応をなさなかったのは、事の真相が見えていなくて、バブルがはじけて経済が縮小しているのに、株価や土地の値がその内に落ちつくところに落ち着くだろうと楽観的に見込んで、無策でいたことがあそこまで被害大きくしたのだと思う。 現在のアメリカの金融機関のように、いち早く外部からの資本の増資で不良債権自己資本率の低下を避けるなどの常套的な方策を早急に取らなかった。 そこでたちまち格付けが下がりさらに信用を落とし、有利な条件の融資などから外されていった。 
 その原因は、体面というより、日本型秀才連中に火急の場合の危機管理能力が当時まったくなかったと見るべきだろうと思う。
 それは太平洋戦争当時、いよいよ日本が負け戦の後退戦になって来た時に、負け戦の中で自軍の兵士の行く末をどのように対処していくのがベターなのか、を自らの頭で考える能力がなく、ただただ玉砕のための玉砕戦をしていた軍の上層部の対応と同じだった。 日本人は太平洋戦争から何も学んで来ていなかった、と言われてもその通りであり、戦後の経済戦争でも、ただただ呆然と玉砕してしまい、国民の税金である公的資金の注入を受けてようやく這い上がれて来ただけである。


 今日の仕事


 昨日の仕事の続きで、三箇所の一筋鴨居を取り付ける仕事やそれに付随する仕事をする。 仕事は大方終わり一度目の塗装を済ます。