デイトレーダー

 朝起きた時は雪は降っていなかったが、仕事を始めた頃からボシャボシャ降り始めた。 道はシャーベット状だが田んぼとか木々、車などは降り積もった雪で真っ白である。 まあ、時にはこの程度の雪もよいものである。 結局日中の温度は終日0℃までしか上がらなかった。

 よ!よ!よ!・・・ 経済産業省事務次官が、講演会でデイトレーダーのことを「バカで強欲で浮気で無責任」などと発言した、という面白いニュースが昨日あった。


 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2008020800425


 今回の発言の主旨は無議決権株式の解禁を唱える話のなかでのことだっだたしいが、デイトレーダーは「経営にまったく関心がない。 本当は競輪場か競馬場に行っていた人が、パソコンを使って証券市場に来た。 最も堕落した株主の典型だ。 バカで浮気で無責任というやつです・・・」
 そんな「バカで強欲で浮気で無責任な」連中に議決権株を与えることはない、無議決権株で十分である・・・というのがこの事務次官の話の主旨らしい。 言葉使いは悪いが、その気持ちは分かるよ・・・まあ、事務次官たる人が、そこまでよくぞ口汚く言ったものだと感心するよ(笑)


 真面目に会社へ行って働いてお金を稼ぐ、現在の日本では大方の人がそうしている訳だが、インサイダー取引の話をキッカケにNHKの記者の中にも仕事の合間を縫ってデイトレーダーをしている人もいることが分かった。 言ってみればチマチマと毎日越後屋をやっている人たちのことだ。
 そういう人に対して世間の目は結構冷たいものがある。 オフもその内の一人だが、儲かったという話を聞けば、コノヤロウ!と思い、損をしたという話を聞けば、ザマ〜ミロ!と反応するものである。 


 以前、「援助交際」という言葉がマスコミでも使われはじめた頃、それに関わった少女の一人が、「私の体なんだから、私がどうしようと私の勝手だし、私はお金をもらえて嬉しいし、相手も喜んでいるのだから・・・それのどこが悪いのよ、よけいな世話を焼かないでほしいわ」 と発言したことがあった。  また、別の高2の少女も以下のように言っていたとある、「あんた達は(両親のこと)普段からお金がすべてだ、と言っているじゃない、私は自分の考えでお金を稼いでいるのよ、そのことで誰に迷惑掛けているわけでもないないわ」 と発言したとある。 それに対して普段から事実、お金がすべて、と言っていた銀行員の父親をはじめ 大方の大人たちは少女の声に答えるべき言葉をなくしていた。


 しかし、そんな話を聞いて、これはうまい話だわン、と多くの少女たちは援助交際に走るかと言えば、そうでもない。 その行く末なるものの薄汚さをを何となく感じていると言うか、何となく知っている、からだろうと思うが・・・ その薄汚さとかは、たんに身体が汚れるとかということよりも、とりもなおさず真面目に働くと言う人々の気持ちをどこか踏みにじる面があると感じれるから、だろうと思うが、同じことがデイトレーダーの人々にも言える面がある。 そんなデイトレーダーの人たちが、大儲けをした!と聞けば人は、うらやましい、と思うものだが・・・その見返りとして、少なくとも真面目に働くことの<ささいな幸せ>から遠のいて行くことだけは間違いなく起こるだろうと思う。


 今日の仕事


 昨日の残りの仕事、仕切り壁の下地仕事で補強のためプラスターボードの間に縦にヌキを入れる。 オフの仕事はヌキは桧材で幅広で四寸幅あるがが厚さがせいぜい四〜五分ほどしかない。 三尺ほどのスパンだと問題はないが、それ以上のスパンがあるとどうしても壁が前後にふらつきやすい。 そこでプラスターボードの間に縦にヌキを立てて固定することにしている。 外壁の壁などの場合ヌキを二枚重ねて入れることがある。 それでも八分ほどの厚みだから胴ブチ下地に比べても壁の厚みに余裕がある。 リビングへの出入り口の枠をこしらえる。 廊下にコンセントを取り付ける。