残業・・・いろいろ

 最近はほぼ5時前後に仕事を終える日が続いていたが、今日は6時まで仕事をした。 というのはソファーやパソコンを置いている部屋にボードを張って仕切りを済ませないとストーブで部屋が暖まらないからである。 この家は現在あちらこちらが隙間だらけのの状態で、一応周りが仕切られているこの部屋ですらストーブを点けないと3、4℃の室温なのである。 午前も午後も休憩なしで仕事をしているので、たかが一時間の残業だがかなり疲れてしヘトヘト状態である。
 

 今日のニュースのその残業代金の問題があった。 コンビニのセブンイレブンが店長に来月から残業代金を支払うことになったとある。

 http://www.sakigake.jp/p/news/main.jsp?nid=2008020801000288


 これまでは直営店の店長には基本給の他に店長手当てが支払われていたが、これからは残業代をすべて支払うらしい。 その代わりに店長手当てを減額するというなんともセコイ手を使うらしい。 結局全体の支払額は変わらないという事らしいが、店長が「管理職」であるという位置づけも変更はしないそうだ。 これらの動きは、先に裁判所がマックとか、紳士服のコナカなどの店長に残業代の支払いを命じたことによっている。


 労働基準法では管理監督者には残業代を払わなくてよいとされている。 が、この法では管理監督者というのは経営者と同等の地位の人のことで、人事権や裁量権を持ち、経営判断ができる地位にある人という考えなのである。
 会社で係長やそのクラスになると係長手当は付くが、残業手当てがなくなり大幅な減収となってしまった、という話は昔からよく聞く話である。
 一般に係長や課長が経営者と同等の地位で、人事権や経営判断ができるような裁量権を持つとは思われない。 だとしたら課長や係長になっても残業代を受け取る権利は法律上はあることになる。 日本の企業では言ってみれば管理監督者というのは、ほぼ役員と言われる人たちだけなのが実情である。


 また、残業という問題には以下のようなややこしい問題も常につきまとっている。
  同じ仕事をしても、当然のことながら人によって仕上げる時間と出来栄えは異るものである。 時間内に決められた仕事ができなくて残業すると、時間内賃金よりも高額な手当てがつくから、定時内では適当にさぼり、残業することで手当てを稼ぐこともやろうと思えば出来ないことはない。
 そうなると、仕事のできる人よりも劣る人の方の稼ぎが大きくなるという不公平な結果が起きる。
 そこまで悪質ではなくても、仕事上でミスをすることがある。 それをもう一度やり直しなどしているとどうしても余分に時間が掛かってしまう、と言うこともあるが、ミスは本人しか分からないという場合も結構ある。 職人仕事などでそんなことが日常的によくあるが、それを良心的に自己申告を出来るかどうかだ。 また残業に関しては、さらに悪いことには、残業をしている人の方が、残業をしない人よりも仕事をしているかのような評価が下されやすいというのも一般的な事実なのである。


 今日の仕事


 昨日のキッチンの棚作りのやり残しの仕事を終える。 これまで建具が入っていたところに壁下地をして仕切った箇所がいくつかあるが、それらにプラスターボードをあてて留めて行く。 また新たにヌキを入れてボードを張ったりもする。