新米

 昨日材木屋が4メートルの床板二枚を届けておいてくれたので、それで最後の二列の床を納める。
 八千代の家の買主から、雨漏りをしている、との電話があり午後からとんでで行く。 昨日ダイニングの壁伝いに雨漏りしていたという。 屋根は瓦の部分だから瓦をコーキングした左官屋に見て貰うことにして、廊下からダイニングへ入る箇所にドアを付けたいというところに、柱間にマグサを入れて、その上部を壁にする仕事をする。 あわてて駆けつけたので道具の忘れ物が多く一度取りに帰ったが、それでもまだ忘れ物があり明後日の仕事とする。 明日は八千代の家ではゼミの学生が集まって餅つきをするという。 天気予報によれば明日は日本の上空に冷たい寒波が入り寒い一日になるとのことだが、火を焚いたり餅をついたりするには少々寒い日の方がよいかもしれない。


 最近はご飯を食べる量がめっきり減り昨年のお米がなくならず、ようやく今日今年の新米を食べた。 地元兵庫産のコシヒカリキヌヒカリの混ざったお米だが新米は美味しい。 ご飯が炊けてくるとキッチン一面に匂いが漂う。
 子供の頃冬の寒い朝は起きるとすぐカマドの前へ行ったものだが、そこでご飯が炊ける匂いを嗅ぎ、何とも言えぬ幸せな気分になったものである。 
 個人の匂いの記憶というのは結構おもしろものであり、前に見たインタビュー映画の中で、アンチョビの匂いを嗅ぐと別れたある男のことを思い出す、と語っていた女優がいたりした。
 

 今日の仕事


 リビングの床の最後の二列の内の三枚を納める。 あと一枚は勝手口サッシを外さないと入らないので後日の仕事となる。 出窓の箇所があり、そこの部分も三列床を張る。 午後からは八千代の家へ行きダイニングと廊下との間にドアを入れるためのマグサとその上の壁の下仕事をする。