映画5本

 昨日の夜神戸へ行き、テレビでイングマール・ベルイマンの作品を連続して観た。 まず、21時から三時間の『ファニーとアレクサンドル』 その後『ある結婚の風景』これは0時半ごろより始まったが、さすがに一時間ほど観たところで眠くなり布団へ入る。
 今日は十時ごろから『リハーサルの後で』これも登場人物が三人と少なくセリフ中心の作品で、途中しばらく眠ってしまった。 続いて12時半頃から『不実の愛 かくも燃え』 この作品は前に一度観たことがあったが、全編不倫の話であるのでこれは少しも眠くはならなかった(笑)  続いて彼の遺作である『サラバンド』 これが最後の作品である。 21日から続いていたベルイマン特集は今日が最終日で、今回見た作品は彼の最後頃の作品で、ほとんどが二時間半を越える大作ばかりだった。 あ〜あぁ 疲れたなぁ〜、だが、すばらしい作品ばかりだった。 とくに途中で寝てしまった『ある結婚の風景』が今回一番心にひっかかった。 この作品はどうしてももう一度じっくり観たい作品である。
 この監督は生涯5〜6度の結婚、と離婚を繰り返した人らしいが、男と女の関係について掘り下げがじつに深いものがあるし、作品を観ながら夫婦あるいは結婚とは何か・・・といやおうなく考えさせられてしまう。 
 横のソファーで途中から眠ってしまった嫁さんの顔をしばらく凝視したりもした。 なんだか普段見慣れていると思っているその顔が、急に見ず知らずの不思議な人の顔に見えて来たりして・・・怖かった(笑)


 オフの好きな外国の映画監督三人に絞るなら、デンマークのラース・フォン・トーリァ監督。 アメリカのデビット・リンチ監督。 そしてスエーデンのイングマール・ベルイマン監督となる。 残念ながらキューブリック監督やタルコフスキィー監督は外れるが、いずれも難解な作品を撮る監督ばかりだ。