徳政令!

 先週の引き続き隣の大工さんは今日の日曜日、鳥居作りをしている。 
 難しそうな仕事ですねぇ、と言うと、そうでもないよ毎年造っているんだ、との返事である。 正月前の小遣い稼ぎの仕事だそうだ。 だがこの大工さんの話は聞き取りにくい。 独特の訛りのある方言だし、口の中に言葉が篭るように話をするから、とにかく分かりにくい。 何度も訊きなおすのも失礼だろうから、こちらは適当に返事しているが・・・。 

 夕方、仕事をしていると、犬を散歩に連れて近所の人が来て、家の横に積んである沢山の古い胴ブチなどを見て、これを普光寺の横のゲートボール場に運んでおけば、年寄り達がこれから暖をとるのに焚き火をして燃やしてしまうよ、と教えてくれた。 これはありがたい話である。 八千代の倉庫にもまだ使いそうもない材が沢山あるので、それらも全部まとめて運んでしまおう。
 

 昨日のニュースにこんなのがあった。


 http://www.asahi.com/business/update/1201/TKY200711300372.html


 おい、おい、おい、マジかよぉ、アメリカさん・・・と言いたくなる。
 自由競争を原則にする資本主義の本家本元のアメリカで、それを裏切る制度に出番を許すなんて・・・ハイ・リスクも、ハイ・リターンもすべて自由な競争の中で生まれ、それらをすべてが自己責任とするのが公平な競争原理じゃなかったのかい・・・と言いたい。
 逆に言えば、それだけ現在のサブプライム住宅ローン問題が、それの今後の予想される事態が深刻だ、と見ていると言うことだろうが・・・


 まあ、一足先にバブルがはじけた日本の場合、不良債権を抱え込んだ大手銀行を救済するために、政府が特別の貸し出しをしたが、当時言われたのは、儲けを企んで勝手に融資しておきながら、国民の税金で銀行を助けるのか!われわれが自己破産しても知らん顔しているくせに・・・とあちらこちらから不満の声が上がった。 しごくもっともな意見である。
 それでも今回言われているアメリカの徳政令は融資先の銀行と当局が組んで個々の債務者の金利を減免するというもので、直接最終ユーザーへの特典だから、日本の政府のとった政策より少しはマシと言えばマシなような気もするが・・・
 そんな姑息な手を使うよりも、ここは経済政策の常道で行くべきである。 政策的な利下げで思い切った手を打つのが経済政策の常道だろうに・・・ それも0・25%や0・5%などと言うケチな利下げをしても多分あまり効果が出ないと思う。 少なくとも皆がアッと驚く利下げなら(たとえそれが2パーセント台でもオフはやりすぎだと思わないよ)多分心理的にもかなりの効果があり、その方がよほど賢いやり方だろうと思う。 バブルがはじけた後の当時の日銀のように0・25の常識的な利下げを短期間に何回やってもやってもまさに焼け石に水だった。 0・25%の利下げを4回繰り返すよりも、一回で1%下げるのとは、その効果がぜんぜん違うものである。 下げすぎてインフレの懸念が出てくれば、また少し戻してやればよいくらいの気持ちで行くべきだだろうよ、なぁ、パーナキン議長さん、さて、さて、どう動くつもりなのですか・・・
 
 
 今日の仕事


 リビングの配線仕事を続ける。 その後天井を張るためにレベルを出し、天井板を受ける材を桁の少し上に取り付け、それに板を半間毎の柱間にわたす。 ここの天井は下部からビス留めするのではなく、上部から受け材に留めて行く方法を取った。 そうするとここは天井裏に上がれないから最後の数枚の板を留めるのがかなり厄介なことになる。