前の山の紅葉が綺麗だ

 昨夜は夜中に風が出てビュービュー吹いていた。 寝床の中で、せっかく綺麗なグランデーションをなしていた山々の紅葉の葉が散ってしまったか・・・と思っていたが、大丈夫だった。 もうしばらく家の前の山の落葉樹の紅葉と桧、杉、竹の織りなす自然の見事な演出を楽しむことが出来る。 当地は朝晩冷え込みが強いせいか、さして標高がないが結構紅葉は見事である。 


 昨日、八千代のシルバーセンターへ電話して左官職人を頼んだが、さっそくその職人を連れてセンターの人が来た。 背が低いが70歳ぐらいのいかにも身の軽そうな職人さんである。 センターの条件は長年の経験のある職人さんの場合、請求額は15000円であり、その内の1000円はセンターが抜き、職人の日当は14000円だそうだ。 ただし材料費に関しては依頼者が持つという条件である。 これでは高くもないが、安くもない。    
 センターの人と話をしている間、左官屋は壁面を舐めるように見渡しながら、今すぐにでも仕事をしたそうに嬉しそうな顔をしている。 そんな印象から言えば、この人は左官仕事が好きなのだなぁ、と思えて、これは合格だなぁ・・・と思うのだが。 まあ、一度仕事をしてもらって、その腕を見てみようと思う。 まずはオフの仕事の手があまり入いらない和室の座敷からと思うのだが、その前に柱に二度の塗装を済ませてしまわねばならない。 
 来てもらうのは早くても12月の半ばになるだろう。


 リビングになる予定の部屋の天井を落とす。 土壁を落とす。 少々汚いが下部に受ける左官の箱などを置いて壁土をハンマーで叩きながら、少しずつ土を落としていく。 片面全部土を落とした後、横に走る小舞竹をカッターで縄を切りながら一本ずつ外していく。 ヌキもノコギリかチェーンソウで切り外す。 縦の竹を一本ずつ抜いていく。 結局このオーソドックスな方法が一番良いような気がする。


 ここのリビングの屋根部分はやたら複雑である。 寄せ棟の屋根の下屋の隅と、隣の納屋の下屋根の隅が付き合わさっている。 そこの谷になった部分には銅版で作った雨樋を通してあるのだが、きわめて低くく高さが取れない。 室内側でいえばちょうどキッチンからリビングへの繋がる部分である。 これまではキッチンと土間は壁で塞がれていて、そこは押入れになっていた。 部屋を繫げた場合、この低い天井面をどうしたものか仕事を進めながら思案にくれる。


 今日の仕事

 リビングになる土間の天井を落とす。 その後そこの土壁も一面落とす。
 その土間の横で同じくリビングになる予定の六畳の応接間の化粧ベニヤの壁をはがして行く。 明日はこの応接間の天井を落とすことになる。