しんどいなぁ・・・

 今月に入ってからいまいち身体の調子が良くない。 先々週は痰や咳が出ていて、歯茎が少し腫れたりしていた。 
 先週に入り徐々にそれらの症状が治まって来てたが、胃がもたれたように重苦しく食欲もやや低調であった。 おかしいなぁ、癌検診でも受けた方が良いのかなぁ,などと思ったりしていた。 普段より値が高い珈琲を飲んでいるのに少しも美味しいとは思わないんだよ、と嫁さんに相談すると、風邪が胃に来ているのじゃない、と言われ、あっそうか、と納得する。 まあ、それを訊いてから徐々に体調は戻ってきていたが、今日室内の壁落とししていて、急に気分が悪くなりゲロを上げそうになった。 結局出て来たのは少しの胃液だけだった。 しばらく休んでいてからまた仕事に戻ったが、どうもまだ本調子ではないみたいだ。

 
 先月はブラブラしていたので、図書館で借りてきていた本8冊を全部読んだ。 その勢いで今月も7冊借りてきたが、ようやく1冊読んだだけである。 このブログを書かなければもう少し読めるのだが・・・読んだ一冊は、村上春樹の新作「走ることについて語るときに僕の語ること」という、なかなか素敵なタイトルの作品である。 彼はこの作品をエッセーと言うにはただ一つのテーマで書いている。 彼はこの作品について『僕はこの本を「メモワール」のようなものだと考えている。個人史というほど大層なものでもないが、エッセーというタイトルでくくるには無理がある。・・・・・・僕としては「走る」という行為を媒介にして、自分がこの四半世紀ばかりを小説家として、また一人の「どこにでもいる人間」として、どのようにして生きてきたか、自分なりに整理してみたかった』と書いている。


 今回設計段階では、部屋を作り変えていく場合でも出来るだけ既存の柱を抜くのを止めることをコンセプトにした。 その結果めでたく抜く柱は一本も無しという設計が出来た。 今日の仕事は、壁落としをしたのだが、体調もあったかもしれないがたいへんきつかった。  同時に壁を落とすのも最小限にすれば良かったなぁ、としみじみ思った。 設計では落とす壁面は五ヶ所あり、その内両面の塗り壁のところが二ヶ所。 鴨居の上の下がり壁が二ヶ所でこれは共に両面塗り壁である。 しんどいので手を止めてボンヤリ考え込んでいて、押入れの位置を変えることで、両面塗り壁をもう一箇所減らすことが出来たことに気が付いた。 今ではあとの祭りで、そこの箇所は一昨日もう落としてしまった両面の壁である。
 時にはこんなこともあるが、最初の設計は仕事を進める中でどんどん変わっていくのがオフの仕事である。 またこの設計変更が楽しみの一つである。 今日はこれから神戸の嫁さんとところへ行ってくるが、帰って来ての次の仕事は、まだまだ壁落としであるが、頑張って嫌な仕事は早めに済ましてしまおう。


 今日の仕事

 
 サッシ窓の内側に枠を取り付ける。 これで室内からはサッシ枠や窓のフレームは一切は見えなくなった。
 半間の壁を二面落とす。 下地の土壁が厚く、小舞の竹もまだまだ強くそこへしっかりと土が食い込んでガッチリ留まっている。 良い仕事をしてあるが、その分壊すのがたいへんで最後はヘトヘトになってバタンとソファーに倒れこみ眠ってしまった。