また、値上げ

 昨日ヘッジファンドの石油の先物買いについて書いたが、今日また石油関連のニュースが載っていた。

 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071117AT1D1605V16112007.html

 来月12月に再び5円程度ガソリンが値上がりする、というニュースである。 全国的に今月初め150円程度に値上がりしたばかりなのに、また値上げである。 


 さて今日も昨日の話に関してだが、オフには石油の先物買いをして儲けようとしているヘッジファンドなどはどう考えてもイカサマ野郎にしか思えないのである。 そんな奴らはみんな大損して破産しやがれ、などと心ひそかに思ったりしてしまう。 
 のお、越後屋、おぬしもワルだなぁ、ホッホッホ・・・と代官と出入商人のほくそえむ姿は日本の時代劇ドラマの定番のシーンである。 この中でよく語られる話が米の買占めである。 不作の時に米を買い占めれば値上がりして儲かるのは誰でも分かることである。
 何となくドラマを見ているが、しかし、それが今日の資本主義の世の中で売買で賢く儲けを出す原則中の原則でもある。 あるものが値上がりするのをただ見過ごすのか、見過ごさないのか、が儲けを出すか出さないかの分かれ目なのである。 株の売買なども原則はそれによって成立している訳であるが・・・
 だが、それが庶民の生活に係わることになると、江戸時代なら米一揆や打ち毀しが起きたし、大正期に起きた米騒動も同じである。 戦後でもオイルショックの時に、トイレットペーパーなどを在庫を抱えながら売り惜しみをしたなどと商社が叩かれたりした。


 先物買いで儲けを出すということは賢く儲けることであるが、同時に人々に恨まれる、という事であることも忘れてもらったら困るのである。
 儲けだけではないのですよ、まかり間違えば損をするというリスクも伴っているんですよ、と投機筋は言いたいだろうが・・・だが、庶民感覚から言えば、損をすれば、ザマぁ見ろで、儲けを出すとコノ野郎なのである。
 考えてみれば、たしかに将来の値上がりを見込んで、先物買いをして利益を出すことで、だれが損をするわけでもない。 その人が先物買いをするしないに係わらず、最終的に値上がりするものは値上がりしていくのである。 それを見越して賢く立ち回ったと言うことは、その人が正しい見方をしていた、ということだけである。 それにもかかわらず人の恨みを買うのである。
 この先石油がどんどん値上がりを続けると、それによって儲けを出した人がいると分かれば、人々の不満はその人に向かうものなのである。
 もしその人が、安く買っておいたガソリンを放出して安売りをすれば、感謝こそされ、恨まれることはないのであるが、しかし、そういう話はめったに今の世の中にはないのである。


 突然話はぶっ飛ぶが、テロが何故起きるか? オフの大胆な結論はそれは誰かが賢く儲けるからである。 そんな馬鹿な!な話があるものか・・・われわれは正当な経済活動の結果利益を出しているので、それを恨まれたり、やっかまれたりするならむしろそちらの方が悪いのだ。 
 しかし、この世の中、風が吹けば桶屋が儲かる、ではないが、賢く儲けるからテロが起きる、と最後はそこへ行くかざるを得ないのだと思う。 
 そんなならず者から自分自身を守らねばならないという理由で膨大な軍事予算が必要になってくるのだが・・・インド洋での給油活動もその一部なのであるが・・・
 

 今アメリカで起きているのは何か・・・ いわゆるサブプライムローンの破綻であるが、これは貧乏人に旨い儲け話をして、金を巻き上げようとしたが失敗した賢い人たちが、大損した良い見本なのである。

 オフはこのことが、長い目で見るとこの先テロが下火になる良い兆候と見ているのだが・・・どうなんだろう・・・



 今日の仕事


 八千代へ行き、端材などの中から使えそうなものを選んでで持って帰る。 あと倉庫に残っているのはいらない材とか使わなかった建具だけである。 新しい住人は焚き火が大好きだと言っているので、つまつま燃やしてもらえるならこれ幸いなのだが・・・
 先日電動カンナの線を足に引っ掛けコンクリートの上に落としてしまった。 カンナの刃を出し入れする大きなつまみが割れてしまった。 それだけなら大きな問題ではないが、微妙に削り具合の調子が悪くなったような気がする。 今日工具屋に預けてメーカーでの整備を頼んでおいた。
 サッシ枠を洗って取り付ける。 ガラス窓や網戸も油汚れ落としを付けて丹念に洗う。  コンパネの外壁面にアスファルトシートをタッカーで取り付ける。 室内の化粧ベニヤの壁面の一部をはがす。 その向かい側の壁面、ラスボードに京壁も落とす。 今回は裏側の土壁がなかったので、わりと細かく壊れないで剥がれた。