地方分権

 昨日から彼岸の入りだがいつまでも暑い、暑いの西日本である。 当地では今日も日中30度を越えたが、さすがに夜明けの気温が23度ほどで熱帯夜だけはまぬがれている。 西日本ではこの状態がもうしばらく続くとのことらしいが・・・それでも稲刈りを済ませた田んぼの畦には真っ赤な彼岸花が一面に咲いているし、街道にはアキアカネも飛び始めている。


 上の息子夫婦にもうすぐ第二子が生まれるのだが、生まれる子供は今回も男の子であることがすでに分かっている。
 そうなると現在の住まいがやや手狭となり、新しいマンションを物色し始めているが、ファミリータイプマンションの空きは少ないとブログに書いていた。 前にオフが古くても構造自体がしっかりしている家だったら、そちらへ行って改築してもいいよとメールに書いたことがあった。 そのことを踏まえてか広い家に住みたいのがやまやまだが、お金が許さないとも書いていた。
 そこで息子が住む神奈川県西部の小都市の競売物件を検索してみた。 たまたま小田原地方裁判所館内にめぼしい競売物件が一件あるのが見つかった。 場所は平塚市の北部で平塚インターの近くにある農家物件である。 築年が昭和2年で、田の字型の和室が六部屋ありその他に棟続きの二階建ての倉庫もある。 敷地も二百坪あり関東の農家としてはまあまあ広さの家である。 かなり東京からは離れている平塚という小さな都市だが、首都の圏内である。 標準評価額が千八百万を越えているし、それを落とすには最低でも五割増以上の入札額が現金で必要である。 それでもそのあたりの相場からいえばかなりお得な家であるのだと思う。  だが、そこに快適に住むには改装が必要になってきて、オフの手間賃を入れなくても最低でも五百万円あまりの材料費は掛かる。 となるとお金がかなりいるという訳で、若い息子夫婦だけの力では所詮無理な話である。


 ここ兵庫県の中北部の小都市の相場と比較して言えば標準評価額で約一千万円高いなぁという感覚がする。 その差額が現在の首都圏と大阪圏の外れた郊外都市の格差だろう。 大阪圏といっても現在の都市からいえば一番大きな地方都市でしかなくなってしまっている。
 これをどうにかするには、首都と地方の見直しが必要になってくる。 中央集権化から地方集権化へと国の権限の大幅縮小することが第一である。 その場合時々言われている道州制も良いだろうと思う。 だが、肝心なのは現在の各都道府県の権限の集約化ではなくて、あくまで国の権限の大幅委譲のための道州制でなければならない。
 それを裏付けるためには現在の税制の根本からの見直しが必要になってくる。 地方交付税というものを廃止するくらいの税制の改革が必要になるだろうが、どのように税制をいじろうとも、国民から収奪する税金収入を基本的にはこれ以上増やしてやるのではのでは意味がない。 結局お金がないから知恵を出すしかない、小さくすることでようはこの地を良くしようと、人々のヤル気を出すように出来るかどうかなのだ。  これはその意味や理由や必要性が依然誰も分からない小泉改革郵政民営化とは逆行するような改革であるが、そんな難しい構造改革が断行できるなら、自民党の復活もありだろうがなぁ・・・出だしからピンボケしているような福田氏や麻生氏の力量で、はたしてそれが出来るのだろうか?
 

 今日の仕事


 二階のフローリング床の最後の一枚と半端を納めて二階床の手直し仕事は終了。 先にやった便所前の雨樋の受けを外して位置を直少し奥へ入れて付け直す。 買物に行き、雨樋関係の部材を買い足す、風呂場の換気口も買う。 まず換気口を新しいものに付け直し、倉庫の庇の前に古い横樋を利用して雨樋一式を取り付ける。