政治家に欠けているもの・・・

夕方頃から、ツムジのような突風が吹き始め、その内に雷が鳴り激しく雨が降ってきた。 雷が激しく一時はPCがプロバイダーと繋がらななくなり少しあわてたが、ADSLの電源を抜いておいたら自然にオンライン状態に復きゅうした。 夜になっても雨と雷は続いているが、どうあろうと涼しくなってありがたい。

 今日のニュースに以下のようなのが参議院選挙の自民党の総括案の概要が示されたとあった。


 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070822ia02.htm



 これによると参院選の敗因として、年金記録漏れ問題、政治とカネ、閣僚の不規則発言の「逆風3点セット」に対する「政府・与党の危機管理対応能力の欠如」などを挙げ、さらに、広報戦略で民主党に完敗した、とある。

 はたしてそうであろうか?そんなマスコミ的な表面的な総括をしているとますます泥沼に嵌っていくだけで、長期的な凋落は停まらないだろう。  敗因の第一は6勝23敗という地方区の1人区での惨敗に示されているように、地方の人々が自民党離れを起こしたことにある。 その原因の内で大きなものは、自民党の議員が地方に金や仕事を持って来れなくなったことである思う。
 これまで地方では公共事業が欲しい土建業者が中心になって動いて最下部のさまざまな職人などの票集めやをしたいたが、それが上手く働かなくなったということだろうと思う。 元受会社の言うように自民党の先生に票を入れても、今では年々仕事は減るばかり、少ない仕事の取り合いで手間賃は下がる一方なのが現状である。 構造改革で好景気が長期間持続しているというが、そんなものどこの国の話だと言うのが地方の人々の正直な感覚である。
 ようやく構造改革で景気が上向き加減で、それが持続していると言っても、それはごく一部の会社、それもほとんど国際的な競争力のある大手の会社の話である。 その大手の会社はバブル期にほとんど首都圏に本社を移してしまっている。 今の景気は首都圏だけが一人勝ちで、その証拠に首都圏の中心部へ行くほど土地値が大幅な値上がりが始まっていて、地方は値上がりどころか、まだまだ地価の値下がりが続いている。
 以前なら中心部で好景気が始まるとそれがいずれ地方に波及してくるということもあったが、構造改革で競争原理で優劣を付ける政策をとる限り、地方は、構造改革がすすめばすすむほど、ますます競争に負けるだけで、ますますもって負け組入りが確定するばかりなのである。 昔なら交付金補助金を上澄みして不平を押さえることも出来たが、今は国にその余裕すらない。 たとえその余裕があったとしても、そのようなことに頼っていると地方の自主的な再生の芽は育たなく、問題が先送りされるだけで本当の意味で地方は疲弊していくだけである。
 もし再び自民党の先生方が本気で当選したいなら、一極集中型の今の日本の構造を変えるほどの大胆な変革をなして、地方を不景気から脱する政策を実行するしかない。 それがどういうものであるかは、政治家ならそれを考えるのが仕事だろうから・・・テメエの頭で考えろ!と言いたい。 それでは棚ボタ式に当選した若さと実行だけをうたい文句にだけしていた民主党の先生方にも言えることで、続いて当選したいならそのような政策が何か?真剣に考えて政策として具体化することだろう。 オフは今、日本の政治家に最も欠けているものは、自分の頭で政策を考える事だ、と思っているのだが・・・


 今日の仕事


 午前中、和室の裏の縁側にアルミサッシのテラス窓を取り付ける。
 買主が襖の張替えをしてサービスでやって欲しいと言ったので、それの注文の歳、建具屋が新築した家から出たサッシ戸があるのでそれを裏のガラス戸と取り替えないかという話が出た。 木製のガラス戸はそれはそれで趣があるのだが、風が強い日はガラスがガタガタと鳴ってうるさい難点がある。 それもあり、これもサービスで取り替えることにした。 ただしこのサッシには網戸が付いていないので必要なら新品を注文するしかない、という話である。 それに昔の内付けサッシなので大工さんでも慣れていないと難しいとのことで、半日ほどの取り付け手間賃も掛かる、と言うことだった。 結局取り替えることにして、今日午前中建具屋と二人でそのテラスサッシの取り付けをした。 大きさが合わないので上部に板を当て、下を切り込み、左右を材を宛てて詰める。 知らなかったが内付けサッシというのはあらかじめ枠が組んでなく、枠が左右上下が分かれていてそれぞれを柱や敷鴨居に当てて取り付ける。 敷鴨居と柱が直角でないと上手く取り付けが出来ないところに難しさがあることを知った。
 今日はそれに、配管屋に来てもらって倉庫の雨水を流すパイプの埋め込みをやってもらった。 これもこちらのサービス仕事である。