見学者

 一週間ぶりぐらいの日記である。 先週初めに田舎に帰り、週末に神戸へ行き、昨夜遅く八千代に帰って来た。 田舎では山の家で過ごしたので、夜はクーラー無しでも朝方は肌寒いくらいであった。 神戸よりここ八千代の方が幾分ましだと思うがここにはクーラーがない。 昨夜は和室の窓を開けて寝たのだが、この家のサッシ戸には網戸がない。 蚊取り線香を左右に焚いて寝たのだがさいわい蚊には刺されずに済んだ。
 

 日中パンツとランニング姿で寝ころがって本を読んでいたら、加西市の不動産屋が見学のお客さんを連れて来た。
 あわてて短パンを穿いて対応する。 同じ多可町に十年前に移り住んだ人だが、これから親と同居することになり少し広い家を求めているという。 神戸大学の経済学部で教えているという40代後半から50代の人である。 大学に勤めているといえば聞こえは良いが、所詮公務員なので薄給の暮らしです、と笑っている。 親が見学に来ると言えばまた対応してください、と言って去って行った。 まあどうなんだろう?、この手の知識人は上手いことを言っていても概して内心をさらけ出さないので、五分五分というところだろうか・・・田舎に住む魅力は何と言っても土地の安さだと思うが、車で15分ほど行った西脇市加西市では安い分譲地で坪当たり5、6万はするが、ここは同じ値段で家付きの土地が買える訳であるが、それが魅力と思うか、思わないか・・・その考え方の違いであり分かれ目だと思う。
 対応はしていないが、留守にしている間これまで5、6組の見学のお客が来ているらしい。 その点は綾部とは違ってこちらはまだまだ購買の動きがある。 早いか遅いかの違いがあるだろうがここは売れると踏んで、次の競売のここから近いところにあるお安い物件の入札に参加するつもりでいる。 なにせ家が売れても道具や余った材料を移動して運び込む場所がないのでは困る。