ドンピシャリ

 台風が近づいているせいで南から暖かい湿った空気が流れ込んでいるのだろう、とにかく蒸し暑い一日だった。
 それでも午前中は家のまわりの草を刈った。 一月ほど前に一度刈っているので比較的楽であったが、それでも暑いので汗が流れて目に入る。 
 途中休憩をした折に、何もこんな暑い日に草刈することもないだろう、今日はこれまでにして残りは台風が去ってからにしよう、などと思ったが、なんとか萎える気持ちをふり立たせて午前中に全部刈り終えた。 嫌いな仕事になるとたちまち逃げ口上ばかりが頭に浮かぶようだ。


 午後から今週開示があった来月の競売物件の内の一件を見に行く。
 これまで新聞社の競売情報、それは大まかなものだけ掲示されているのだが、それだけを頼りに検索してきたが、つい数日前に裁判所が出しているものがあるのを知った。 姫路裁判所管内のものは数ヶ月前から掲載されるようになったらしい。 これでわざわざ車で姫路まで出掛けて行かなくても家で写真を含めて詳しい内容が見れる。 大変ありがたい、まさにパソコン様々である。
 今度の競売物件の中で気になるものが一件あるが、それも現在の家から車で十数分走ったところにある家である。 見た感じでは、これはいける、というものである。 何が、いけるかといえば標準評価額(軽トラが買えるぐらいの額)が安い割りにはしっかりしている家だからである。 もちろん入札だからその倍までは見ておかねばならないが・・・たとえ倍だとしてもこれを落札してリフォームすれば多分売れるだろう、という事なのである。 


 しかし難点が無いわけではない、この難点が大いに問題なのだが、農家物件だがかならずしも古いとは言えず、これはどうしてもリフォームしたい家だなぁ・・・と思えるような家ではないということである。
  その点一昨日掃除して来た綾部の家は天井の上の梁の木組も良く、オフ好みの家だなぁとあらためて見上げて来たのであるが・・・なかなかうまくドンピシャリという物件はないものである。
 なかなか見つからないのであれば、とりあえずこれを押さえて次の家が出るまでの繫ぎにするのも良いかなぁとボンヤリ思っている。

 
 今日の仕事


 午前中家のまわりの草を刈った。