電力

 今回の中越沖地震について沖縄タイムスという地方紙が以下のような社説を書いている。

 http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20070719.html


 日本は世界でも有数の地震大国だ。被爆の恐れがわずかでもあれば、安全性に万全を期すのは国や企業の最大の責務と言っていい。今回の地震を教訓に耐震性の確認を急ぎ、安全管理の徹底を図ってもらいたい。

 この新聞社はこのように社説を結んでいる。 まあこう言うところが新聞社の社説としては妥当で、多いのだろうと思う。


 日本の電力発電の曲がり角は、70年代の石油危機に見舞われた時の原油の価格の高騰が引き金になっている。 電力会社は石油による火力発電一本に頼ることを危惧して、原子力発電に切り替えていっている。 以下のグラフを見るとそれがよく分かる。

 http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1006.html

もちろんこのグラフでも分かるが、原子力以外の石炭、天然ガスなどへの依存度も徐々に増やし、エネルギー源の多角化、分散化を図っている。  が、このグラフを見る限り、石油火力への依存をバランス上では極端に減らそうとしていて、その分原子力をかなり大きく増やしていく予定であることが分かる。 多分地球温暖化の問題が想定されているのだろうと思う。

電気の使われ方を見ると、三分の一が産業用、残り三分の二が民生用でその半分、つまり全体の三分の一が家庭用として使われている。

http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1031.html

さらに日本のエネルギー消費を見ると、産業用は80年代以降あまり伸びていないが、民生用、運輸用の伸びがほぼ消費量の伸びとなっている形だ。

http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1009.html

 車社会ということと、通信販売やネットで注文を出すような物流が個人単位に変わり、その分クロネコや佐川急便などの取り扱いが伸びているのだと思う。


 次に家庭用の電力消費量のグラフを見る。

http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1030.html

これを見ると、家庭用電力消費量がかなり伸びているのに、一所帯あたりの消費量はここ数年頭打ちである。 これはどういうことだろう? 多分・・・所帯数が増えているということなのだろうと思う。 そういえばオフの家も前は親子五人で一所帯だったが、今は子供たちが独立してそれぞれ一所帯を持っていることになる。 そして家庭用電力消費量の伸びの主な原因はクーラーであり、これの使用電力の伸びが大きい。 ということは近年建てられている日本の家がマンションなども含めて、クーラーを前提とした家に変わりつつあるということでもあるだろう。



 今日の仕事


 二階に置いてあった畳、襖などなどを下に運ぶ。 以前二階には8畳と4畳半に畳が敷いてあったが、それらは全部フローリングにしたので不必要になった。 それにしても昔の畳は重いなぁ。 一階の和室に奥の寝室から畳を持ち出してそれをレの部屋に敷く。 現在使っていた部屋も奥から出してきた畳と入れ替える。 ここの部屋だけは約九寸ほどの幅の畳寄せが必要になるのでそれを作って入れる。 和室の畳はここの家を落札した不動産屋が新しくしたものだが、安物なんだろうメチャ軽い。 でも今日のように畳を持って移動する時は軽い畳がありがたい。