著作権

 相変わらず蒸し暑い日々が続いている。 昨夜田舎の友人から電話があったのだが、向うでは短パン姿だと少し肌寒いくらいだと言っていた。
 この梅雨の時期、日本海側は前線の北側に当たるので、北の高気圧圏内に入るので意外と涼しい日が続くのである。 あと二週間ほど過ぎると南の太平洋高気圧が勢力を増して、前線を押し上げて日本列島は夏本番となる。


 先日紹介した内田樹氏のブログがまだまだ絶好調を維持してると言うか、だんだんよくなる法華の太鼓の様を呈している。
 三日前にエントリーされた「嘘でもいいから」などは最後のオチに唸らされたよ。

  http://blog.tatsuru.com/2007/06/26_1156.php


 この内田氏の文章は最近オフが読んだブログの中でも出色の出来栄えである。 その後のここ二、三日にエントリーされた文章もそれに劣らす良いのは勿論だが・・・
 このように内田氏のように名前が通っている人は、その文章をお金を出しても読みたいという読者はごまんといるはずである。
 だったらわざわざ無料奉仕のようなブログに書くことはないという考えもあるが、そうではないと内田氏は考えているだろう。 そしてオフも最近は急激にそう考えるようになってきた。 
 おそらく書くということもPCの発達と普及に連れてそれまでの意味以上のモノが追加され、ここへ来て激しく変化してきているのだろうと思う。 
 時間をかけて作家先生がウンウンと頭の中で考えて表出されるのも文書だが、ブログに毎日リアルタイムに、あるいは即興的に表出されるのも文章。 さらにそれを受けて別の人がそれぞれ自分なりの問題にからめて次に考えを発展させて表出する。 まさに文章はリアルタイムな今の時間をを軸に、どんどん変化、発展、膨れ上がっていく何ものかになりつつあるのだ、と思うようになってきた。

 そしてそれに連れて著作というものにたいする考えも否応なしに変化していくだろうと思う。 それに反して著作権を旧態依然の枠の中に押し込めてとこうとする人々もいるが、その人たちの中にはその権利で何らかの利得を守ろうとしている創作する以外の人々が沢山いる。 それらの人々は著作権の切れる時期の、されなる数年の延長を主張したりするような時代錯誤な考えを主張している人も大勢いると聞く。
 もちろんオフは創作した人やプロダクションなどの著作権は尊重されなければならないと考えるが、それが中間の出版社などやプロモーターの利権となっているところにこの問題の胡散臭さがあるのだ。

 物流革命の最終的な着地点が、生産者と消費者をダイレクトに結ぶことであり、その中間の利権であるいかがわしいブローカーや問屋などを廃することにあるように、創作者と読者とダイレクトに結ぶことがPC上で模索されて新しいルール作りが行なわれるのもそう遠いことではないと思う。 それがどういう形に落ち着くのか、今のところオフには皆目分からないのだが・・・

 
 今日の仕事


 昨日植えた植木を固定するため杭を何本か立てて横に長い材を渡す。 その横材に植木を紐でくくって固定した。 植木は植えた後風などで煽られると根をなかなか張らない。
 ベランダ横の溝の泥を上げて掃除する。 ここの溝は長年掃除した様子はなく、いろんな植物が根を張ってがんじがらめになっていた。 さらに水道の蛇口がある箇所からの水路も泥などを上げて溝掃除する。 大きなミミズが何匹か出てきた。
 午後からは雨樋を取り付けるつもりだったが、樋を受ける金具と樋のサイズが違うものを買ってきていた。 今回はじめて樋も大小の105と120ミリのサイズがあることを知った。 二階の倉庫とリビングを吹き掃除をして一度目の塗装をする。 今回リビングの塗装ははじめてローラーバケを使ったのだが、普通の毛の刷毛と違って塗料を結構沢山使うものである。