白い壁の色

 庭のアジサイのつぼみが膨らんできている。 六月に入って今日が本格的な仕事始めであるが蒸し暑く、もうすでに爽やかな五月の気候が恋しい。 頻繁に立ったりしゃがんだりするが、この季節長ズボンだとどうしても膝の辺りが引っ掛かる。 そろそろ短パンを穿いて仕事する時期たきたようだ。
 

 ダイニング、リビングの壁面をすべて白一色に塗ってもらった。 素材はマーブルというヨーロッパの白い壁材である。 壁の白と既存の柱や梁、敷鴨居などに塗ったウオルナットのダークな色とのコントラストが鮮やかである。 だが、壁面が乾いてくると同じ白でも漆喰の白とマーブルの白は微妙に違う印象であることに気が付いた。 日本古来の漆喰の白はどちらかといえばくすんだ白色と言うか、奥行きのある落ち着いた白色なんだなぁとあらためて知った。  それに反してマーブルの白はいわゆる地中海岸の家々のあの白で、なんというか、くっきりとしていて翳りがない白なのである。
 だから、今の家のリビングはなんだか白すぎるなぁという印象を受け、日本の民家という感じがあまりしない。 それを良しと取るか、悪しと取るか・・・感じる側の印象だから何とも言いようが無いが、これだと家具などは少々大胆なイタリア的なラテン系の感覚で選んでも違和感はあまりないという気がする。

 
 今日のニュースに19年ぶりに昏睡状態から醒めた男というのがあった。

 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3577206.html


 まさに現代の浦島太郎の話である。
 19年前というとオフは41歳である。 オフにとってこの19年、つまり平成になっての時期は、ものすごい転換の期間だったのだが・・・ずっと昏睡状態なら自分の動きはないが 自分は昏睡していても、まわりが動いている。 オフの場合なら妻が亡くなり子供たちは学校を出て社会人になって働いていて、上の息子は結婚して孫がいる。 まさにこれこそ失われた19年間といえるが、目覚めたベットの上で何を考えるだろうか・・・ 
 

 今日の仕事


 玄関横の腰板を作り塗装するが、既存のベンガラまじりの赤黒い色を出すのがなかなか難しい。 その他先日来入れた敷居などに塗装をする。
 ベランダを作る外部の掃除をする。 ベランダ仕事の前に外部の腰板壁作りも済ませておくことにして準備した。