嫁さんの父親

 昨夜この日記を書いた後、洗濯物を持ってそそくさと神戸に向かった。 土曜日の夜だったが雨が降り風が吹く天候だったせいか、意外と車は少なくてスイスイ走れた。 少し喉が渇いたので缶ビールを飲んで眠りについた直後ぐらいに、電話が鳴った。 嫁さんが出ると下の階の嫁さんの父親からで、胸苦しいので来て欲しい、というので嫁さんはすぐさま起きて下へ行った。 オフは布団の中で、救急車を呼んで声を掛けられたらすぐ起きなくては・・・などと思いながらウツラウツラしていた。 以前夜ではなかったが、やはりこの父親が救急車で近くの病院運ばれた時、オフもタクシーで救急車を追いかけて病院へ行ったことがあった。 その時は、ペニスから膀胱に入っているオシッコノ管を抜いて、再度入れ直して高まっていた動悸が治まった。
 やがて嫁さんが上がってきて、布団に入った。 訊くと最初は脈が百何十ほど早く打っていて、軽い喘息を起こして息苦しそうにしていたが少しずつ治まってきて本人も落ち着いたので上がって来たのだ、と言う。 軽い心不全を起こしていたと思う、と言う。 嫁さんは長年看護婦として勤務のしていたのでこんな時は冷静で的確な判断をするので頼もしい。 この父親は今年90歳で心臓にペースメーカーも入れている。 何時何があってもおかしくないなぁ・・・という思いを強くした。 


 今朝も落ち着いているので、もう少し様子を見ることにすることにななった。 現在父親は気管支拡張剤をギリギリまで使っているので、心臓にちょっとしたことで負担が掛かると思うのだ、と彼女なりの考えを述べていた。 
 昨夜、そんなことで少し寝不足だったので、朝飯の後ソファーで横になっていると、北陸地方でかなり強い地震だよ、と言われあわててテレビを点けた。 能登半島沖を震源をとする地震で、オフの田舎は震度4を記録していた。 テレビの映像で見ていると、昔オフが釣りに行ったことのあるなつかしい輪島周辺の海岸の映像が映っていて、そこの道路が陥没していた。