床暖房と無垢の板

 あ〜あ、またやってしまった。 せっかく下書きした今日の日記をブログに載せたと勘違いして全部削除してしまった。
 もう一度書くが、面倒だから簡単に書く。
  

 床暖房を施工する業者から図面が送られてきたが、リビングの縦と横が逆に描かれている上寸法もおかしい。 
 リビングは間違っているが、ダイニングやキッチンは間違っていないのだから、そのパネルだけでも先に送ってくれれば助かるのだが・・・床暖房のマットの内部の配管には方向があるので、どうやら全体の配管の図面をもう一度書き直さなければならいようだ。 パネルを早く送ってもらって床の下張りを済ませたいと言うのに・・・

 一般に家造りは、いろいろな業者が入ってやるので、それぞれの業者がそれぞれの仕事をキチットしていないと後でメチャクチャなことになってしまう。 だから場合によっては業者同士がおかしなことになっt場合、責任の押し付け合いで殺気立ってくる場合だってままあると言う。
 そのためにもすべてを把握するしっかりした現場監督が必要なので、それが昔は棟梁と言われる大工さんのボスであったが、最近は仕事が出来なくても専属の現場監督という職種がある。 ここの家はおもに仕事をしているのがオフで、それに今のところ時々左官屋が加わっているだけだった。 左官屋はここの仕事は気楽でよい、と時々ポツリと漏らす。 二人きりだからお互いに相手の仕事を見ながら仕事をしているので、オフの端を欠いたような仕事を左官屋が塗りでカバーしてくれたりすることがおきている。 また、オフも左官屋の仕事をしやすいように考えながら、仕事をやり繰りして進めている。 これからはそこに配管屋が加わってくることになるし、その下請けで床暖房の配管の専門職人も入ってくる。


 床仕事を後に回して壁下地仕事に入ってもよいのだが・・・ 床に張るフローリングは無垢の材で、節ありだが一応桧の板を使う。 無垢の板は建材モノと違って後で暴れることがある。 そうでなくても乾燥すれば縮み、湿気があれば膨張する。 夏場に柱と壁面の隙間が出来たりするが、梅雨の頃には壁と柱の隙間がない、ということがまま起きている。 無垢のフローリングを張るときは両端に隙間を空けるのはもちろんだが、板と板の間にも葉書が刺せるほどの隙間を取っておくのがベターだと言われている。 素人の人はそれを見てたいてい、下手くそな仕事だなぁ、とおもうものである。 それが嫌で最近は壁の下部に巾木を入れたりするのが一般的になっている。 しかし、床を先にやっておけば両端の隙間を壁で隠すことが出来るのである。


 床暖房をする場合、一般的には建材モノのフローリングを使うのだが、どうしても無垢の材にこだわりたい場合、特別な床暖房対応の無垢材のフローリングが売られている。 ところが値段が普通のものの三倍ほどもする。 オフの母親が住んでいる田舎の家は床暖房がしてあるが、そこに張った杉の無垢材はその後暴れたり縮んだりして隙間がたくさん出来ている。 家を建てた大工さんが乾燥材であるから大丈夫だ、と言っていたが短期間で機械乾燥した杉板だったのでその後無残なことになってしまったが、母親がこのままでもよいと言っている。
 今回はもちろん無垢の材、節ありだが一応桧のフローリングを使う。 値段からいって機械乾燥したものだろうと思う。 だが、時期的にすぐに床暖房を使うわけではないし、メーカーも最近は40度ぐらいの低温タイプの床暖房を出してきている。 とくに今回ノーリツ製のパネルを選んだのも低温をウリにしているからである。 それでも少し心配があるので、下部に床暖房が来る箇所は枠で囲んで張り、万一の場合そこだけ後に張替えることが出来るようにしておくつもりである。


 今日の仕事

 なんとなく床張りが気乗りしないので、昨日届いた照明器具を取り付ける。 その後トイレ外部の壁に羽目板を張って行く。