アルミの脚立

 昨日、脚立が壊れた。 一番下の段の踏み板の片側のビスが壊れた。 まあ、壊れた箇所が一番下で良かったが、この脚立は少し前からそろそろ寿命かなぁ、という予感はしていた。 このアルミ製の脚立は田舎の山の家で仕事をした頃に買ったもので、かれこれ7年間ほどに渡ってかなり頻繁に使っていた。 やや細いアルミの材で出来ていたがその分軽いし、踏み台が細かく五段付いていて微妙な高さの位置もとれる上、一番上の段で1メートル10センチの高さがあり本当に重宝していた。 同じものが売っているならすぐにでも買いたいが、この手の脚立はホームセンターでもあまり見かけない。 そこで楽天のショップを先ほどから覗いていて、2万円弱と少々お高いがドイツ製の6段の脚立があることを知った。 これだと最上段で1メートル30センチある上に、上部の手摺というかアール部分に少々のモノが置ける棚が付いていて、そこには電動ドライバーを差せる穴があったり、塗装のバケツを掛けるフックがあったりして、チョッとしたことだがしごく便利で重宝しそうである。 重さは5・5キロで日本製より少し重いがステップが一段多いし、さっそくこれを買うことに決めて注文を入れておいた。 
 最近は仕事で使う道具類は出来るなら機能的で良いものを買うべきだとつくづく思う。 たとえ少し安くて同じようなものがあっても、高いがメーカー品で良いモノを買うほうが結局長持ちしするしお得なのだ。  それに良品を使ってそれで駄目なら、これを使って駄目ならば仕方ないなぁ、ときっぱりと納得がいくことに最近気がついた。 もし安いものを買って駄目なら、良い物を買っていればこうはならなかったかなぁ、などと悔いや未練が残ってしまうのである。 これはちょっとしたことだが、意外と仕事をする上では重要なことのような気がする。 だが余分な機能がついて高いもの、つまりこれさえあれば多用途に使えるというのは、だいたいが使いこなせなくてあまり良いとは言えない。 道具はシンプルで良いもの、これに限る。


 今日の仕事


 今日もダイニングの天井張りをしたが、どうやら板を張るのは今日で終わった。 ここ六日間コツコツと天井板を張っていたことになる。
 一部キッチンの天井も張ったが、午後からは天井枠を取り付ける作業に入った。 モルダーと言われる三寸五分(105ミリ)で一寸(30ミリ)の材で3メートルものを7本ほど切って使うが、立ち上がっている柱のところに材を渡して行く訳だ。 まあ、言ってみればそれで天井板を下から押さえて切れ目を隠したりする恰好になる。 本来なら梁にホゾをくって差すのだが、今回は簡単に隠しビス打ちで済ますつもりである。
 その枠材を寸法を取り大きさに切って一度目の塗装を済ました。