昆布〆

 昨夜布団に入ってから嫁さんに電話をする。 毎日10時過ぎぐらいにコールするのだが、これが最近の毎日の日課のようになっている。 電話をしないでモタモタしていると向うから掛かって来る。 ところが昨夜は電話口の嫁さんの様子がおかしい。 どうやら酒が入って酔っ払っているらしいのである。 彼女は缶ビール一本も飲みきらないくらいお酒に弱いが、昨夜は梅ワインというものを飲んだら、これが甘くて美味しくて飲みすぎたらしい。 しゃべっているうちに返事がなくなり静かになったなぁと思ったら、どうやら眠ってしまったらしい。 これさいわいと思い、こちらも電話を切ってそのまま眠りについた。
 夜中の何時ごろだったろうか・・・電話が鳴って起こされて、出ると嫁さんが、ねえ、寝る前に電話した?と言っている。 電話したがそちらが眠ってしまったので、電話を切ったよ・・・などと答えたら、わたしなにか言っていた?と言うから、訳の分からないことを言っていたよ、などととにかく眠いので適当に受け答えたりしていた。 その内に相手がオヤスミ、と言ったのでホッとしてそのまままた眠った。
 朝また嫁さんからの電話で起こされた。 時間を訊くと、7時過ぎだ、と言う。 途中で一度起こされたが、昨夜の10時ごろから今朝の7時過ぎまでずっと眠っていた訳だ。 昨日はかなり疲れていたのだが、その疲れがだいぶんとれたみたいだった。 霜が下りて寒い朝だったが、日も差していて気持ちの良い朝だった。


 一昨日夕食の後買い物に出かけた。 7時過ぎぐらいに行くと、賞味期限が明日ぐらいの商品、納豆や豆腐、ヨーグルトなどなどが半額のシールが張られている。 あればそれを買ってくる。 刺身など生ものも半額になっているが、オフはめったに刺身を食べないし、まず買わない。 太刀魚の刺身が半額で売っているのが目に付いた。 オフの田舎では太刀魚は刺身で売っていないのだが、当地あたりは刺身にするらしい。 
 そのまま通り過ぎたのだが、あることを思いついて引き返してそれを籠に入れた。 帰ってきてから、薄めの昆布でサンドイッチにして〆て、タッパーに入れておいた。 それを今日食べたが、これが甘みが出てメチャ美味しかった。
 オフは十数年前頃から理由はないが刺身は食べなくなったが、醤油と味醂に漬け込んだヅケと昆布〆は例外で食べる。 昆布で刺身を〆ると刺身が二、三日は日持ちするので、刺身があまった時などはお薦めである。 昆布が魚の余分な水分を吸い取ってくれて魚が腐るのが遅くなるのだろうと思う。 それ用にあらかじめ安くて薄い昆布を買っておけばよいだけである。 どんな魚でも良いだろうと思うが、お勧めはもともと身が硬めの魚がベターで、冷蔵庫で中一日置いたぐらいがより甘みが出るような気がする。 オフの場合〆た昆布もその後出汁を取るのに使っているが、ほぼ問題はない。 そうそう、昆布も一緒に食べたいむきには、オボロ昆布で〆て食べるのがお薦めである。 海老類などはこちらが絶対グーである。


 今日の仕事


 ダイニングの天井張り。 一部キッチンの天井部分も張ったが、梁の周辺部はかなり手間を食うのでダイニングの天井張りは今日で終わらなかった。 明日は面倒な棟が出会う隅木のまわりを三箇所張って、その後キッチンに移るか、押さえの枠を取り付けるかいずれかをすることになる。