残念・・・

 今日はバレンタインデーである。 誰からもチョコレートはもらえなかったが、それはベッチョナイのだが・・・
 朝起きた時は風が吹いていて寝床の中で、ああ春一番かな、などと思ったりした。 雨も降っていて、とにかく一日暗い日であった。
 暗いせいもあって、珍しく仕事のヤル気が起きない朝のスタートだった。 今日からLDKの内リビングの仕事に入るわけだが、古い家だから汚いので、まず天井を作ることから仕事を始めることにする。 現状より天井を上げて屋根垂木のすぐ下に天井板を張るので、配線仕事のおおよその設計を済ませておかねばならない。 それに天井板をどのように張り、何メートルものがどれだけいるかの見当も必要である。 ノロノロと計測したりしていると、郵便物が届き、設備屋の見積もりが届いた。 先に地元の業者の見積もり一通は出ている。 比較するが思っていたとおり地元業者が高い。 すぐに両業者にお願いとお断りの電話を入れる。
 ダイニングは舟底型天井になるのだが、高いところの舟底で3メートルぐらいで天井としてはやや高いものになる。 そこで単管で足場を組むことにした。
 その仕事をしていると嫁さんから電話が掛かる。 今日ノロノロ仕事をしていたのは、他でもないこの電話を待っていたからなのである。
 嫁さんは、350万円です、残念でした、と笑いながら言った。
 ムムム・・・残念!小野市の物件の落札が出来なかった。 入札額を吊り上げて出していたとしても、この値ではオフは落札できなかった。
 ちなみにオフの入札額は233万円で、可能性は30パーセントあると見ていたのだが・・・後で思い直して可能性が50パーセントで280万円。 大筋でオフのこの予想は外れていなかったと思う。 ただ今回はどうやら本気でこの物件が欲しかった人が他にいたということだ。 本気で落とす気なら強気で倍額、何が何でも欲しいなら三倍というのが相場だろう。 最初はかなりガックリしたのだが、仕事をしているうちに、まあ致し方ない、縁がなかった、と思えるようになった。

 仕事が終わってから神戸新聞競売物件情報で落札額を調べるが、売却基準額の二倍以上の値を付けて落札している物件は全体の五分の二ぐらいあった。 まさにこれらは本気で欲しくて買いに入ったのである。
 中でも驚いたのは42万の物件を708万で落札したり、506万を3030万円で落札するというのもあった。 と思えば売却基準額以下の落札もある。 303万円の基準額の物件を242・5万円で落札というのもある。 それは基準額の下に買受可能額といってこれ以下の値では駄目ですよという額があるのであるが、上の物件はその可能額が242・4万円なのである。 もちろん誰も入札する人がいなくて値がつかない物件も幾つかある。
 落札できて、やった〜!というのもあるだろうが、中には落札して、これは困ったことになったなぁ、というのもあるのではないかと思う。
 いずれにしろ、5年の短期売買では差額の利益に全額課税されるのだから、5年以上持って売るつもりか、そこをすぐにでも住み家にするつもりかなのであろう・・・


 今日の仕事

 ダイニングの天井の配線の段取り、それに足場を組む。 しかし、足場をしたのだが、かえって仕事がしにくくなったようだ。 というのは部屋が足場で占拠されてしまうので動きがさえぎられてしまうからである。 垂木を切ったり削ったりして天井下地の仕事を始める。
 夕方に廃棄物のボックスが届く。