小舞をカク

 左官屋が奥の部屋の壁塗りをしてくれているが、四面塗り壁だが四畳半しかないので今日で全部下塗りを終えてしまった。 時間があるので外部の壁にもモルタル塗りもやってくれた。 これを終わったら玄関内をやりましょうか、と言う。 もちろん異存はないが、壁塗りする前に柱や梁に塗装を済ませておかねばならない。 左官屋は、何時も仕事は尻から追われる立場で神経使いますが、ここの仕事はその点気楽で良いです、などと言って仕事をしている。 その分こちらが追われているのだよ、左官屋さんよ。
 仕事しながらの話の中で、この左官屋は竹小舞も自分でカクという。 竹小舞というのは土壁の中に竹を編んで入れてある補強材のことであるが、これを編んで作ることをどういう漢字なのか知らないが、昔から小舞を<カク>と言うのである。
 さらに、言われれば土壁塗りもやりますよ、と言う。 これは面白い・・・もし次に一緒に仕事をする時は土壁塗りの箇所を作り、実際にやってもらって、それをじっくり見てみたいと思う。


 裁判所に電話した。 競売の物件だが、同一人物が同じ物件の入札が出来るのは一回だけだ、と言われた。 と言うことは先に入れた額は書き換えることは出来ないと言うことだ。 まあ、致し方ない・・・逆にこれで気持ちが決まった。 駄目なら駄目でよいと思った。
 この物件の入札者はオフや会社ではなくて嫁さんである。 というのも、入札する際には身分証明になるもの、個人なら住民票、会社なら謄本を添えて出すのである。 オフは当地には住所がないので、急遽地元に籍がある嫁さんに入札者になってもらったわけである。 もし嫁さんに強運があれば、落札することが出来るかもしれない。


 今日の仕事


 二階の床張り。 階段上がりたての箇所とトイレの前の既存の床板が仕事の都合上剥がしてあったが、それををもう一度張り直す。
 四畳半も少し張ったが材料不足で途中まで。 フローリング材をネットで注文を入れると、節ありの桧のフローリングが最近大人気で、来週後半まで待ってほしいということである。 二階の床に一度目の塗装をする。 さらに玄関の柱や梁にも一度目の塗装をする。