あなたはマトモ?

 なんだか知らないが、ニュースの記事をコピーして日記に取り込もうとしたら、間違ってCMの記事の部分もコピーしていたらしくて、それまで書いたいた文章が全部消えてしまい、そのCMの一部だけが残った。 腹が立つが、どうやらもう一度最初から書くしかないようだ。


 季節は大寒である。 さすがに一年で一番寒い時期というだけあって、仕事をしている最中に鼻水が落ちたりする。 しかし、半面日が沈むのが徐々に遅くなってきている。  最近は老眼のせいか少しでも暗いと鉛筆の線が見えなくて困っていたが、明るいということは本当にありがたい。
 年暮れの頃は5時だと真っ暗だったが、今は5時半でもまだ明るい。 おかげで仕事を仕舞うのが三十分ほど伸びて、再び5時半ごろになってきた。 寒い仕事場から部屋に入り、ストーブを点けてネットのニュースなどを見ていると部屋が暖まってくるので急に眠くなる。 そんな時はソファーで寝ころがって眠ることにしている。 ほんのしばらく、30分ほど眠ると身体が嘘みたいに楽になって、サテ晩御飯の用意だ、と起き上がる。
 今夜のメニューはビーフシチュウだが、冷蔵庫に先日牛のスジ肉と野菜を煮込んだスープがある。 それに缶詰のトマトとドミグラスソースを加えて煮込めばハイ出来上がりと簡単である。 そこで昨日スーパーで買ってきた新鮮なイカで自家製の塩辛を造る。 昨日の内にイカのウロを抜いて塩をしておいた。 それを水洗いして塩抜きしてからボールに入れて皮を破って中身を出す。 イカのゲソは包丁の峰で叩いて切り分け、エンペラは細切りして同じくボールに入れて、味の母という銘柄の酒分の強い味醂(普通の味醂は甘くなるので使わないことにしている)醤油、陶板醤を入れて掻き混ぜる。 これを二、三日冷蔵庫に入れてウロが醗酵してくれば丁度食べごろ、と言うわけである。 まだまだ時間があるので、白菜と大根を出してきて短冊切りにしてネジ式の漬物桶に入れて少し塩を足す。 正月前に裏の御婆さんから五本貰った大根もこれであと残り一本になった。 せっせと煮物にしたり漬物にしたりして食べて、オフのお腹に収まったのである。


 本来どんな食品でも、適度に食べていれば身体に良いものである。 それを沢山食べすぎると身体が太ってしまうものなのである。
 そんなことはマトモナ人であれば誰でも知っていることである。
 それを食べて痩せたり、沢山食べてダイエット出来るというなら、その食品はおかしいと考えるのがマトモナ人というものである。
 それを食べると痩せるというのはその食品が身体に良くない、身体に毒なのだ、と考えるのがマトモナ人なのである。
 最近はそのマトモナ人が少なくなったのだ。 テレビで納豆を毎日二箱づつ食べるとダイエット出来るなどと訊いて、ソレッ!納豆だぁ!とスーパーへ買いに走る人たちが、今の日本には沢山増えてしまったのだ。
 さらに、テレビの内容は嘘でした、と訊くまで考えることもなくせっせと納豆を食べていて、あれは嘘でした、と訊くなりその人たちは怒り出したのである。
 今日のニュースに、『関西テレビ放送大阪市)の情報番組「発掘!あるある大事典2」で納豆のダイエット効果を紹介する実験データが捏造(ねつぞう)されていた問題で、同社や系列局に寄せられた苦情が1万件を超えたことが25日分かった。』とある。

 http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070125-146973.html


 バカの上塗りをする、という言葉があるが、怒りが収まらなくて苦情を言っている人たちに使うのがピッタリの言葉だろう。
 

 今日の仕事


 奥の四畳半に押入れというか、半間の幅のクローゼットというかを造る仕事をした。 まず、昨日抜いたこちら側に壁の上と下に扉を入れるための枠、つまり横框を入れる。 向こう側の部屋の観音開きの扉を外す。 こちら側の柱間にはほんの少し扉の方が狭いので、柱に二分(6ミリ)の厚さに材を削って取り付けて調整してから扉を取り付ける。 押入れの奥というか、向こう側の部屋の柱間にヌキを入れて、向こう側からはプラスターボードを張り、押入れ内部にはコンパネを切って当てる。 本来建材モノ、とくにベニヤ類は使わない主義だが、ここの押入れは両横も天井もベニヤなので致し方なく使った。 これで押入れ仕事は終わり、その後サッシ窓の入るところにも上と下に横の窓枠を入れておく。 そしてその上の壁面にヌキをしてボードを張る。 されに押入れの上も同じようにヌキをしてボードを張って今日の仕事は終える。
 柱間に横に框を入れる仕事だが、今回初めて柱に長細い材をビス止めしておいて、框の両側に三分の二ほどのホゾを掘って材に横から差し込むという仕事をしてみたが、これはあまり良い仕事ではないので、次からはこの手は使わない。