おかしな夢

 おかしな夢を見た。
 素っ裸の女の人がいるのだ。 まわりにはオフの知っている人もいろいろいるが、その女の人だけが一人身体に何も着けていないで素っ裸なのである。 かといってその人は恥ずかしがる訳でもなく、ごく普通というより、自分の思いのまま自由に振舞っている。 年は若くもなく、年寄りでもなく、痩せているわけでもなく太っているわけでもなく30〜40代の少し魅力的な女性である。 ただ何となくだが、誰かの奥さんであることが分かっている。
 障子はこのように貼ると面白いのよ、とオフに向かってい言うので、見ると、下のほうに紙が貼ってなかったり、途中がところどころ紙が抜けていたりしている。
 その裸の女の人は次々と忙しく立ち働いているが、オフに対して軽い好意を持って接しているのが何となく分かるのだ。。 周りの人は、どちらかといえばその人の裸を見て見ない振りをして、皆が皆申し合わせたように無視しているような雰囲気である。 ところがその女の人がオフに向かってばかりしゃべりかけるので、周りの人もなんとなく二人をひとまとめにして無視し始めてるというか、二人の関係に興味を持ち始めながら、相変わらず見ていない振りをしている。 周りの雰囲気が微妙に変わり、その嫌な感じがオフにまでおよびはじめたのを感じが取れる。
 また、中には隠れて二人の関係を何かとひそひそ言い合っている人もでてきているようだ。 だが、その女の人はそんなことをまったく気に掛ける様子はなくまさに自由に振舞っている。  オフは両方の間に立って、なんだか微妙な立場にいるのだが、どちらに付いて良いのやら、どうしてよいか分からないまま態度を決めかねている・・・というような夢であった。


 そのおかしな夢に現実的には思い当たる節は何一つないのだが、みょうに印象に残ってその後だんだん頭が冴えて眠れなくなった。
 なんだか自分がやたらイヤラシイくズルイ人間に思えてきて、少しずつ惨めな気持ちに落ち込んでいった。
 酒の力を借りて無理やりにでももう一度寝るしかないなぁ、と思って起き出して、ガウンを着て焼酎の水割りを作った。 ファンヒーターの前で丸くなりながら酒を飲むが自己嫌悪の思いはやはり止まらない。


 今日の仕事


 奥の和室の窓を縦長の上げ下げ窓にすることにした。 上も下も動くタイプの上げ下げ窓である。 この後その窓を付けるために外壁のトタンを一部はがして下地の胴ブチを外しておいた。
 昨日で一応天井板は全部張り終わっている。 廻り縁は壁下地の後にするとして、次に床にフローリングを張ることにした。 先にネットで取り寄せておいた無垢のヒノキ1・5センチ厚のフローリングである。 ヒノキは値が高いので節ありだが、この後塗装を掛けるので節は目立たなくなる。
 明日姫路の裁判所に競売物件をコピーしに行くのだが、今夜神戸に泊まって神戸から姫路にまわるつもりだ。 フローリングを張り終わったら神戸へ出かけるつもりで仕事をしていたが、しゃがんでの仕事なので腰が痛くなる。 何でわざわざ神戸に行くという時に腰が痛くなる仕事をしたんだろうとボヤキながら仕事をしていた。  一応少しややこしい最後の二枚を残して張り終えた。