好きなこと、嫌いなこと

 左官屋が他所の現場へ回ったので昨日から一人仕事である。 ということは昨日も今日も誰とも顔を合わせていないし、しゃべってもいない。
 基本的に一人で仕事をするのが好きだし、こういう日が数日続いてもオフは淋しいとか、つまらないとかということはない。
 時には仕事しながら一人で喋っていることもある。 自分の仕事を評して、だから言わんことじゃないか、急がば回れだろう!とか・・・おっりょう!何ちゅうこっちゃ!とか・・・ええぃ、クソッ!ハラタツノリめ!・・・などなど叫びながら一人で仕事をしている。 


 ここのところやや疲れ気味である。 仕事が終わり夕食を作る前か食べた後にソファーで眠ってしまう。 少しでも眠ればまた元気が出て体が動き出す。 ただ、どんなに疲れていても手抜きした食事をすることはない。 最悪に疲れている時には簡単な料理、鍋料理とかマーボ豆腐とかチャーハン、オムライスとかになるがちゃんと手抜きしないで夕食を作るし、その後の料理の後片付けもする。 どちらかといえば食器洗いは嫌いではないしむしろ好きなほうである。 神戸の嫁さんのところへ行った時も、食事の用意は嫁さんがしてくれるが、後の流し台の洗い物はオフがする。 食器洗い機などという電化製品が売り出されているが、オフにはそんなものを買う人の気が知れない。 共稼ぎで奥さんが大変なら食事の後片付けはダンナが手伝えばよいのだ・・・と思うが・・・そもそもそういうことが夫婦二人とも揃って嫌いな人たちもいるのだろうなぁ・・・そう言うオフも掃除となると嫌いだからなぁ・・・部屋の掃除だけでなく、ガスレンジまわりの掃除とかも大嫌いで、どんなに汚くても平気で料理しているんだから・・・決して偉そうなことは言えないなぁ。


 今日の仕事


 昨日床から六尺の高さにヌキを一回りさせたが、その下の部分に四本その上に一本のヌキを入れて固定する。 これで壁下地は終わりで、次はボードを張って塗り壁をするだけだ。 ボードを張るのは後回しにして、天井仕事に移る。 天井裏のスペースが狭いので、天井まわりに四角い枠こしらえて、天井板を枠に下からビスで留める。 ビス跡を隠すため下からさらに回り縁で留めるというこれもまた簡略仕事でいくことにする。 二寸の垂木を天井まわりに固定して下地枠を作る。 一間半のスパンがあるのでどうしても真ん中がダレルので、真ん中に一本垂木を渡す。 そこまでしてから天井板に使う化粧野地板が2メートルものだったことに気がつく。 真ん中で仕切ると結構無駄な材が出てしまうことになる。 天井を三分割にする二本の垂木を渡すべきだったのだ。 材木屋に3メートルの化粧野地板がないか訊くと、ないという。 とりあえず天井板に一度目の塗装をしておいて、どうするかは明日考える。