映画館で眠るか!

 仕事の進み具合が遅れてきている。 まだ二階の床張りやサッシ窓を取り付ける仕事もある。 今月一杯で二階と奥の四畳半の部屋を終えるのが精一杯だろう。 結局LDK仕事に入るのは来月二月からということになりそうである。 田舎には母親がいるので毎月帰っていたが、帰れば三日間ほど仕事が休みになりその分遅れることになるので、今月は田舎へ帰らないで仕事に専念するつもりだ。


 嫁さんが「愛の流刑地」という映画を見に行ったが、これほど面白くない映画もなかったわ、とブウブウ言って電話が掛かってきた。
 多分つまらないから止めておけば・・・と言っておいたのだが・・・寺島しのぶが好きだから、とか言って見に行ったが、あまりにもつまらないので映画を見ながら眠ってしまったらしい。 やれやれ・・・ 


 姫路の裁判所でまた競売物件の情報が出された。 その中にこの地からまあまあ近いところに三件ほどの農家物件があった。 どれもいまいちという感じがしないでもないが、農地も付いていないし占有者も居ないようだし、一応現物を見た上で判断したいので裁判所に行って資料をコピーしてくるつもりである。 最近は不動産屋が売りに出している物件情報は見る気がしないで、もっぱら競売物件が出てくるのを待っている。 もちろん魅力は市場の半額以下と思えるその値段の安さだが、当然のことながらその値は最低入札価格であって、その値で落札できるなどとは思っていないが・・・。

 
 今日の仕事


 奥の四畳半の部屋の仕事を続ける。 昨日床の下地板を大きさに切って並べたが、それをビス止めしていく。 たとえ四分の薄板でもビス止めするとしっかりするものである。 その上のフローリング張りは最後に回して、壁下地に入る。 その前にコンセント口の配線を済ませておく。 
 床がフローリングだが、ここの壁も二階と同じように柱の見える真壁にするつもりである。 そこで壁下地としてヌキを柱間に入れるわけだが、今回は柱にヌキ穴を掘らないで桟木をあてて、それにヌキ板を留めるという簡略仕事にする。 ヌキとは柱を抜くからヌキというのだが、この仕事はどちらといえば胴ブチ下地になるのだろう。 四畳半と狭い平屋だが天井は床から八尺のやや高いものにすることにした。 床から六尺のところにぐるりとヌキ板を取り付けて今日の仕事を終わる。