マグサを上げる

 朝7時ごろ目が醒めた時は外はほんのり白く雪をかぶっているぐらいだった。 がその後、急に吹雪き出してたちまちのうち10センチほどの雪が積もった。 大工さんからは途中まで来たが普通タイヤだし雪がひどいので引き返す、という連絡が入る。
 天気予報では今夜から明日にかけて日本海側では大雪になるとの報道だが、PCでアメダスを見ると北陸はまだほとんど雪が積もっていない。

 その雪は一、二時間ほど降って止みお昼前に日が差しはじめるとたちまち消えだした。
 大工さんは今日は休みだと思っていたら、午後から顔をだした。
 階段の残り仕事を済ませ、その後、内玄関のマグサを外す仕事に入った。 オフも塗装の仕事をやめて、両側の柱にホゾ入れして込み栓で止めてあるマグサをどのように外すかを見ることにした。 代替の六寸の高さの材があったがそれを使わず、柱際でホゾを切って既存のマグサをもう一度使うことになった。 まずマグサの上で梁の下の壁を落とすことからはじめた。 上と両横の壁の縁を落として竹小舞と縦ヌキを切り取り壁を倒して落とす。  その後込み栓を抜き、ジャッキを横にして柱間にあてて柱間を少し広げ、そこの隙間へ鋸を入れてホゾを切り取ってマグサを取り外す。 
 柱とマグサに左右内外から半分ずつ掛かる込み栓の穴を四個掘る。 マグサを柱間に仮に入れておいて、柱とマグサに半分ずつ掛かる込み栓を内外から四本打ち込んでマグサを柱間に入れて固定した。
 これで拍手パチパチパチだが、マグサと柱の間がほんの少し1〜2ミリほどの隙間がある。 柱が垂直でなかったかなどの理由が考えられるが、それが大工さんとしては気に入らないらしい。 しかしオフにとっては大いに勉強になったし、これぞ職人の仕事だなぁと感心した。
 

 今日の仕事


 二階の倉庫とリビングの梁や柱に二度目の塗装をする。 その後一階の座敷も二度目の塗装をしながら午後から来た大工さんの仕事を手伝う。