年の終わりに・・・

 今日から大工仕事に戻ったが、二日間の遅れを取り戻さねばならないと張り切って仕事を始めた。
 年内に二階の天井、壁下地、床張りを終わらせようと思っていたが、一階の配線仕事が終わらせてからでないと床が張れないのである。 なにせ一階の天井上と二階の床面との間は畳の厚さ(一寸八分)しかないのだ。 それに二階だが、せめてリビングだけでも床暖房しておいたほうが良いのではないかと迷いはじめている。 一階のリビングの構想がまだ出来ていない。 壁面を落とす過程で抜ける柱と抜けない柱を区別してからにしようと思っているからである。 理屈だけで抜ける柱と抜けない柱は一応区別できるが、実際にはそれだけでは済まされないこともあるのだ。
 

 家を買いたいという話が入ってきた。 売りに出している綾部の家ではない。
 今、仕事をしている八千代の家のその横にある倉庫を買いたいという話である。
 先日和室をジャッキアップして持ち上げるのを手伝ってくれた大工さんからの話である。 大工さんは現在自宅の近くで建物を借りて大工小屋として使っているのだそうだが、手狭なのと貸借なので気を使うので、もっと広い倉庫を捜していたのだそうだ。 たしかにここの倉庫は200平米あまりあって重量鉄骨で柱一つなく大工小屋としては広すぎるくらいである。 現在オフが資材置き場兼仕事場として使っているが、天井が高いので4メートルの材でも立てておく事が出来てたいへん重宝している。 儲けようとは思わないが、敷地を二筆に分筆して土地ごと売っても良いかなぁと考えている。
 その場合の売値だが、固定資産税の評価額より少し安い値でもかまわないと考えている。 オフも評価額より安い値で買っているからだが・・・
 ただ、建物の評価額となると本宅のほうは木造で50年経つているので、ものすごく安いが、倉庫のほうが新しいので高いのである。
 倉庫だけでも売れば敷地面積は減るが、改装した時の家の値段も下がりその分家は売りやすくなる。
 考えてみればいったん不動産屋が入って儲けを取っているとはいえ、やはり競売物件である、それでも相場よりまだ少し安い。
 昨日見て来た西脇の競売物件だが、昨夜寝ながらいろいろ問題があるのでいったん見送ろうと考えたのだが、この話があって最低値で入札に応じてみようかと迷いだした。 

 それに反して綾部の家は坪当たりの売値が高すぎる。 その大きな原因の一つは日本海側という不人気な場所なのに買値が高すぎたからだったと反省している。
 いずれ値を下げるつもりであったが、年明けにでも値段を再考するつもりである。 買い手が付かないが、今のところせめてもの救いはまだネットに出ていないことである。 商売は上手く行くこともあれば、そうでないこともある。 まして綾部の家は最初に手掛けた仕事であるし、自分としては必要と考えたのだが結果的には無駄な仕事も多かったかなぁと考えている。 何とか損をしない程度で済めば良いかな・・・と最近は冷静になって考えている。 これで終わりではない、まだまだ先がある。
 

 今日の仕事


 天井を張り始めた。 まず南側の窓際は桁に突きつけて根太にそって一番下のモヤまで斜めに張り上がって行く。 しかし、そのようなことを想定していない桁やモヤは当然真直ぐなものを使っていない。 また横は梁に突き付けなのだが、その梁は丸い梁なので天井板をそれに合わせて斜めにまるく切り込まねばならない。 モヤや桁との隙間は後で上から細い材を当てて隠すことにする。
 そこまで張り終えると、今度はモヤを越して先に組んでおいた枠の上に板を乗せて張って行く。 ここもモヤが真直ぐではない。 それに6尺のスパンで板を張ると薄い板なのでどうしても真ん中がだれてしまう。 そこで真ん中に材を渡してそれに下からとめおいて材を渡して隠す。
 明日もこの仕事が続く。 面倒なのは梁の上の部分に屋根のモヤを受ける柄が何本か立っているが、それに合わせて材を切り込まなくてはならないのだが、柄は四角ではないのだ。