二階の仕事の手順

 一階の和室と玄関の上が、だいたいこの家の二階部分にあたる。 昔なら一番良い部屋だった床の間付きの和室の座敷だけは他の三部屋と違って天井が高い。 と言うことは、そこだけ二階部分の床が高いということになる。 
 梁の関係があるので約1メートルほど高い。 そこは部屋というより天井裏という感じであるが、一応梁の上にブカブカの荒板を乗せてあるが危なくて歩けない。 上部は屋根の野地板が見えているし、壁は荒壁のままである。 もちろん窓などなくて真っ暗だが隙間だらけで、外部の光が差し込んでいる。 ここをもう少しましにすればモノを入れる部屋として使えるだろう。  根太などしないで梁の上に直接やや厚めの荒板を張って床にするつもりだ。 足場板でもよいだろうと思う。 ただ片側に板を受ける箇所がないのと、二本の梁の上側の高さが揃っていない。 板を張るには梁の低い部分の下部に、その都度カイモノをして揃えながらビス留めして行くしかないだろう。 と言うのも梁に使ってある材は真直ぐな材ではないからである。  根気がいる仕事になるわけだ。 その部屋は倉庫なので床を張るだけで壁や天井はさわらない。
 その後は二階のメインの部屋でリビングになる八畳間の天井を抜いて梁の上で天井を張仕事になる。 この仕事が毎度のことながら面倒な仕事となる。綾部では下部に天井受け材を組んで上から天井板を留めたが、今度は下から天井張りを試みて見ようと思う。 というのもこの家は天井裏の空間が狭いからである。 天井が終われば最後に床にフローリングを張って二階部分のオフの仕事は終わることになる。 後の壁塗りはは左官屋に任せる。



 今日の仕事

 結果的にはろくに仕事をしなかった。
 実質的にやったことと言えば、二階の天井裏の一部屋の掃除と床を受けるための二寸角の垂木を片側に取り付けただけである。
 仕事をしないと押さえ込んでいる鬱がじわりと頭をもたげようとしてくる。