リビングの部屋取り

 リビングの部屋取りに頭を悩ませている。 と言うのもすっきりとした部屋取りが出来ないのだ。
 この家は二階建ての母屋がありそ一階部分は四方に下屋が出ている形である。 南向きの玄関の西側に田の字型の和室が四部屋ある。
 玄関とその東側の細い部屋の奥に北側に突き出した形で寄せ棟の平屋が母屋から伸びるように建っている。 そのさらに北側に昔の納屋だろうが東西が切妻になった一階半ほどの高さの建物があり、その建物と寄せ棟の建物がほぼくっ付いていて内部では繋がった構造である。 現在ダイニングキッチンは寄せ棟の建物内にあるが、それに続くリビングは玄関奥の母屋内に取る予定だが、母屋の東側にさらに一間のスパンでさらに低いトタン屋根の下屋が出ていてそこも含まれる。
 リビング内に母屋の南北と東西の桁を受ける柱のラインと、低い下屋を受ける柱のラインなどが外せない柱として残ってしまう。 天井が低いので梁を入れて柱を抜くという方法も採れそうもない。 二、三本ほどの柱はむき出しになるのは我慢できるが、六本となると部屋としてはかなり異様である。 そこで部屋の一部を縁として外部に出すとか、外部に開口した物置にするとか工夫して周辺部の柱は隠蔽してむき出し柱は三本だけに減らしたのだが、残った柱が中心部だけにまだなんとなく納得がいかない。
 

 今日の仕事

 サッシ窓の下部の枠が低いのが気に入らなくて、サッシ窓を1300ミリから1100ミリサイズに変更することにして枠を上げる。 枠の下部に腰壁の下地をする。 その横のテラスサッシに先日間違えて切った材を枠下に使った。 ここの家は何処のサイズをとっても六尺一寸八分ほどあるのでまさに寸足らずの材はなかなか使い道がない。 サッシ枠の下部の受けだと分からないだろうと思って入れて見たのだが何となく気に入らないなぁ。


 配管屋が来て小型のユンボで外部トイレを壊し始めたが、倉庫と建物との狭い間に建っているし、ブロックを積んで内部に鉄筋が入っている建物なのでなかなか壊れない。 上部の桁さえその鉄筋を曲げて止めているので外すのに苦労していた。 結局今日で全部壊れなくて明日以降に仕事が残ってしまった。 しかし、時々見ていた限りではあまり手順取りが上手い職人とも思えない。