材木屋の家

 昨日から家の北側で配管屋兼電気屋がボイラーを取り付けてくれている。 旧型でやや大きなボイラーだが一応まわりをステンレスで囲ってある。
 このボイラーが夕方繫ぎ込みが終わり夜には当地へ来て初めて家庭風呂に入った。 屋根の上で太陽光に温められたお湯は40度C前後であり入浴し始めはちょうど良いお湯加減だが、そのうちに冷めてくるので、追い炊きスイッチを押してタイマーをあわせるとその時間だけ追い炊きがなされる。 最近機種のように自動的に温度設定してくれる機能などは付いていないが、お湯と空気をジェット噴射する機能は付いている。 ただし追い炊きと同時には使えないが、おそらく熱いお湯が噴射したりして火傷をする恐れがあるからだろう。
 お湯が出て風呂に入れるだけで余は満足であるぞょ。


 今日の仕事

 昨日大きく分けた壊した小屋の廃材をさらに1メートル内外の大きさに切って積み上げておいた。 こうしておけば雨が降ってきてもビニールシートを掛けて濡れないように出来る。 
 壊した小屋と繋がっていた壁面は今は半分ほどスッポンポン状態である。 これから寒くなるのでこの面に壁仕切りするのを急がなければならない。 二本ほど柱を抜いて一本追加するのでそのための柱材と横材を買いに行ったがなんと材木屋には誰もいない。
 なんとなく暗い感じの40台の主人だが、職場を離れて何処へ行っているのやら。 仕方なく本宅と思われる家の玄関戸を開けてビックリ、大きな一尺余りある太さのケヤキ材の柱がズーンと二階の天井まで立ち上がっている息を呑む吹き抜けの家である。 材木屋だから出来るのだろうが、いろんな材木をまわり中フンダンに使ってそれを充分に見せる構造になっている。 しかしこのような見事な家を建てたまでは良いのだろうが、最近は肝心の商売のほうはサッパリ駄目という感じである。 こういうのを見てしまうと何故だか急に気分が塞ぎこんでしまうものである。
 左官屋はコツコツと仕事をして今日で二階の外壁面を、窓を付ける予定の所数箇所を除いて全部漆喰塗りを仕上げてくれた。