友人が来る

 昔の話を書いているうちに完成予定日の11日は過ぎてしまったが、まだ完成していない。
 後もう一息なのだが、最後に面倒そうな仕事ばかりを残したのでなかなか思うようにはかどらない。 それに何かとここのところミスが多い。 夏の間頑張った疲れが今になって出ているのだろうか・・・朝起きるのもだんだん遅くなり6時半ぐらいに起きているが、今朝など7時まで寝ていた。
 そうこうしているうちにすっかり涼しくなっている。 仕事場から見える柿木の実も少しずつ色付いてきて、季節はすっかり秋である。

 明日から、同窓会があることもあって田舎へ帰る予定を立てている。 ところが今朝、その田舎の友人の一人から、宮津に来ているんだ、と電話がある。 仕事で丹後の宮津に来ていて、今日は繊維機械を直してからそちらへ寄るので泊めてくれるか、という話である。 もちろん大歓迎である。
 彼も同窓会に出るので明日一緒に帰ることになるが、それぞれ自分の車で帰ることになる。 
 

 今日の仕事


 引き続き土蔵の階段作り。 立っている柱から二階の梁まで斜めに三寸五分角(105ミリ)の大引きを渡してそれぞれホゾを入れる。
 その後階段の踏み込みの幅と蹴上がりの高さに応じて直角の浅いみぞを掘る。 それだけだと踏み板を受けるのには幅がないので、三角形に切った材を当てて踏み板を受ける幅を作る。 これで横から見るとまさにノコギリの目のような階段状になる。 壁側は横木を当てて踏み板を受けるつもりだったが、それでは心もとないのでしたから一寸ほどの厚さの板を立てて受けることにする。 問題は下三段の踏み板で、横壁に向かって踏み板を踏みながら上がるのであるが、下部三段は三角形の踏み板で上がりながら90度曲がることになる。 4段目から十段目まではそのまま真直ぐ上がって二階の床にたどり着く。 この少し面倒そうな下三段は明日以降の仕事となるのだが、明日から田舎へ帰るので、帰ってきてからの仕事になってしまう。