ならい

 昨日の夜は暑くもないがそんなに涼しくもなかったが、今朝方はさすがに冷えてきた。
 それでも神戸のマンション暮らしの嫁さんにはクーラーをかけないで寝るというのは久しぶりらしい。 それに一晩中うるさいくらい鳴いている虫の声も、ものめずらしいようだった。 神戸ではマンションの下の階になるのだが、両親と兄の三人の病人の介護をしている彼女にとって月に一度でもオフのところへ来るのはそれだけで心休まることなのだ。 ところが逆に興奮して夜もあまり寝れないらしいので、今回は入眠剤を飲んで寝て朝も起きれなかった。  オフが神戸へ行った時は彼女が食事の用意をしてくれるが、こちら来た時はゲストで食事はオフが作るのがならいになっている。
 逆に食事の後片付けは当地では彼女がするが、神戸では下の階に家族の食事の用意をしにいっている間オフが片付けをする。 これもいつの間にか二人の間で自然にならいのようになってしまった。
 しかし、彼女が当地におれるのも一晩だけで、夕食を食べた後オフが駅まで送っていって彼女は電車で帰っていった。
 

 今日の仕事


 外壁に腰板を取り付け始めると雨が落ちてきた。 そのうちに本降りになってきてやむなく一時仕事を中止する。 かといって簡単に家の中で片付ける仕事も現在はない。 仕事を中断していたが、雨は止みそうもないので濡れながら続ける。 枠はこしらえてあるのだが、既存の柱などに取り付けるので現場合わせしていくしかないが、結構その取り合いが面倒で手間を食う。 一応西側と南側を作ったのだが、そこし離れたところから眺めてみると、腰板の高さが少し低く全体とのバランスが悪い。 せっかく組んで固定したのだが、明日腰板を追加することにした。 
 その場合両横の枠は高さが足りなくなるので作り直しとなる。 それらの仕事をしたいる間嫁さんの手を借りたり、腰板の塗装などをやってもらった。 オフはいつも一人仕事なので手があるということは助かる面と、なんとなく気になって落ち着かない面があるものだ。