いよいよ9月だ

 お昼に嫁さんから昨日書いた材料費について、600万では済まないのよ、とお叱りの電話があった。 
 領収書は神戸に行ったときその都度嫁さんに渡して控えてもらっているのだが、合計した結果はもう少しで700万を出るわ、と言うのだ。
 この後サッシ代や瓦屋の支払い、その他の材料費も少なからずある・・・浄化槽の補助金が入ったとしても、最終的には750万まで行きそうな雲行きである。 浄化槽仕事をした配管屋に支払いする時、少しはまけろ!と言ったのだが、いろいろと人件費が掛かってしまい、あまり儲けがない状態だからそれは勘弁してくれ、と泣くように言うので、それ以上言えなくなった。
 仕上がりの日まで残り十日間となってしまった。 掃除、後片付けはその後にするにしても、意地でも仕上がりの日に間に合わせたいと思っている。 と言っても、今日など左官仕事が入っていたせいか、5時を過ぎるともうそれ以上続けるのが嫌になってそこで仕事を終えた。 考えてみるとこの後、土蔵の階段作りと外壁の腰板仕事以外はほとんど左官仕事である。 嫌な仕事を後まわしにしてきたツケが来ているなぁ・・・ともあれ、盛夏も過ぎたことだし、少しは身体も楽だろうから、コツコツと一つ一つ片付けていくことだろう・・・


 今日の仕事


 昨日、夜半前から雨が降り始め夜中断続的に降っていた。 雨は朝には上がっていたが、曇り空でどんよりとした天気だった。
 今日は昨日に続き縁側のテラスサッシの仕事をするつもりだったが、今朝の気配は漆喰を塗るには絶好の天気である。 予定を変更して、外壁に漆喰の上塗りを済ませてしまうことにした。 塗る箇所はもと便所の東と西側の両横である。 上塗りは一部土壁の部分もあるので、モルダインというシーラー剤を水で薄めて先に塗っておく。 この土壁部分は以前はトタン板の下に隠れていた部分であるが、少し浮き上がってきているのが心配である。 ともあれ漆喰を塗って行くが、晴れた日のように下地が水分を吸ってすぐに乾いてくることもなく、生地も伸びるしきわめて塗りやすい。
 順序は逆になったが、その後桁や柄などの塗り残してあった部分に塗装する。 

 午後からはテラスサッシの仕事に戻るが、今回新しく仕切りに入れた柱が傾いてしまっている。 この柱は垂直に入れたあったのだが、サッシを床板の傾きに合わせたので、それにつれて柱も傾けざるをえなくなってしまったのだ。 柱を傾けたのでその横の壁との間に隙間が出来てしまった。
 たまたまここのヌキは後で内壁をする時にビスで固定しようと思って止めてなかったのが幸いした。 そうでなければシージングボードにアスファルトシートを張ってさらにメタルラスも張りモルタル塗り、砂漆喰塗りまでしてあった壁をぶち壊さなければなならない羽目になったかもしれないのだ。 
 しかし、一番上のヌキは寸法が足りなくなってしまい、外して長いものと取り替える。 上で一寸(3センチ)の三角形の隙間は木材を三角に切ってヌキに留め、その上からモルタルを塗って塞いでおいた。 さらに多めに練ったモルタルは屋根の上に登って壁際の隙間止めのために瓦の際に盛るように塗っておく。 この後普通化粧で漆喰を塗るが、あまり目に付くところでもないのでそれはあえてやらなくても済むかなぁと思う。
 左官屋仕事は今日はこれで終わりで、その後テラスサッシの両横側に化粧で板を当てる。 というのはサッシが傾むいているのを一応隠しておくためもあるのだが・・・。