秋の味覚と虫の声

 昨日神戸からの帰り、スーパーに立ち寄ると松茸が売っていた。 少し前から売ってはいたが、かなりお安くなっていた。
 迷ったがやや小ぶりのものが五個入っいる1200円のパックを買った。 もちろんこの値段だから、中国産である。
 そして今朝さっそく松茸ご飯を炊いた。 五個のうち三個は身が締まって重い良い松茸だったが、貧乏臭くならないように分厚く切って五個全部入れて炊いた。 中国産だったが、ご飯が焚けて来ると広いダイニングキッチンが松茸の匂いでいっぱいになった。 シジミ貝の御汁と自家製の太刀魚の干物で朝飯を食べ、朝っぱらから余は満足じゃ状態となった。
 

 最近は寝る前や、夜中に目が醒めた時ビールを飲みながらに虫の声に耳を澄ます。 当地へ来て、生まれて初めて鉦タタキという虫の鳴き声を聴いた。 まさに鍛冶屋が鉄を打つ時のようなチン・チン・チンという愛らしい鳴き声であるが、かなり小さな声である。
 日中はまだまだ暑いが、夜はもうすっかり秋だなぁと実感している。 
 

 今日の仕事


 先日モルタルを塗った外部の壁面がもうすっかり乾いているので、中塗りに砂漆喰を塗る。
 最近の漆喰はツナギに麻のスサを混ぜてあるし、昔のフノリのような弱い接着剤ではなく、強い接着剤が混ぜてあるのでめったに剥落することはないのだが、万一のことを考えて網状のネットを大きさに切り、塗った後に上からかぶせて押さえつけ貼りつけていく。
 途中漆喰がなくなったので街へ買いに行く。 ついでに雨樋の一式も買ってくるが肝心の樋を固定する金具の数が不足していて、後日の入荷待ちとなる。  壁塗りが終わった後、クーラーを掛けてバタンキュウ〜と一時間ほど眠ったが、とにかく夏場の左官仕事は疲れる。 後、漆喰の上塗りを残しているのだが、砂漆喰が完全に乾ききっていないほうが上塗りはしやすいのだが、明日続けてやるかどうか迷っている。