三木市口吉川の物件

 先日神戸市の北区の物件を見るために走った三木市の田園地帯に売り物件が出た。 この辺は都市近郊のわりには田舎の風情が残っていてまわりの丘陵地はほとんどゴルフ場で、地図で見ても二十箇所!ぐらいある。 オフはゴルフはやらないが、たしか三木市は日本で最初にゴルフ場が出来た場所と聞いているが、それにしてもいったい三木市にはゴルフ場がいくつあるんだろう?


 http://www.kgg.jp/uri/HarimaH/kutiyokawa780.htm


 便所こそ汲み取りだが、キッチン、洗面、風呂などはある程度リフォームされていて奇麗な感じである。
 12LDKでその外に土間が2間付いている。 図面を見ると狭い部屋が多いため12LDKなどという途方もない部屋数になっているが、部屋をまとめて広い部屋にして、便所を移動して水洗にすれば結構住みやすい家になると思う。
 神戸市須磨の嫁さんの家からも真直ぐ北方向にあたり、下道を走っても1時間以内で行けそうな範囲である。
 値段も手頃なのでおそらく早いうちに売れると思うので、仕事の合間を見て一度見に行ってこようと思う。


 それにしても今年に入ってからあまり古民家物件が売れていないようだ。 今回三木市の物件を売りに出している業者など、今年に入ってから売れたのはほんの4、5軒のようだ。 全国版の古民家サイトでも二千万クラスのリフォーム古民家がたくさん載ったまま売れ残っている。
 オフの手掛けている今の家も、見えるところだけの小手先のリフォームのそれらの物件と同じ目で見てほしくないという思いがあるが、大丈夫だろうか・・・とフト思ったりする。 が、今のところまだまだ強気でいるのだが・・・来月に入る早々不動産屋に連絡を取っていよいよ売り出しである。 
 自分の仕事の評価がいよいよ市場で試されるのである。 


 今日の仕事


 昨日シージングボードを張ったところに防水のためアスファルト・シートを大きさに切って張っていく。 その上にメタル・ラスを大きさに切ってあてて、タッカーで留めていく。 このようにしておけば、この上にモルタルを塗っても剥落する心配は一応ない。
 午後からは奥の和室の縁側のテラスサッシを取り外す。 和室縁側のテラスサッシは結局取り替えることにした。 奥の和室のテラスサッシは現状では二間半もありこのような巾の規格製品はないので、そのまま取り替えるなら特注品になって当然割高となる。 そこで関西の二間(3・81メートル)ものの規格品にすることにして、柱を敷鴨居の間に一本立てて間仕切りし開口部を少し狭くする。 その仕事に取り掛かる。
 しかし考えてみると、サッシの枠の巾を少し縮める訳だが、縮めたところを壁を作らなければならない。 その手間を考えればどちらが割高なのか分からなくなる。 まあ良い、白い漆喰塗りで腰板付きの和風な壁面はなんといっても奇麗なものである。
 柱に下部だけホゾを作り壁下地のヌキ穴を掘り、端っこの柱にも同じようにヌキ穴を掘ったところで今日の仕事を終える。