ブルーマウンテン

 昨日が6月の第三日曜日で、父の日だったそうだ。 息子からプレゼントが届いた。 そんなことに気が付くような息子ではないので、おそらく息子の嫁さんが気を利かせたのだろう。 孫の写真でも入っているかなぁと楽しみにして開けたが中身は珈琲豆だけであった。 孫の顔は早く見に来いということだろうが、オフは珈琲を飲まない日は無いので、これは嬉しい。 しかも 自分ではけっして買えない値段の最高級の豆、ブルーマウンテンである。 息子のマンションは小田急江ノ島線の小さな駅を下りて5分ほど歩くのだが、途中に珈琲豆を売るこだわりの専門店があるのだそうだ。 
 おそらくそこの店で買った豆だろうが、しかし、あんな小さな駅の周辺で珈琲豆を売る専門店では来るお客の数も知れているだろうなぁ。
 さっそく今日から飲み始めた。 ブルーマウンテンは苦味、酸味、甘みの三拍子がそろった味と記憶しているが、この豆はやや酸味が少ないようだが、最後の後を引いて残る微かな甘みは、さすがブルーマウンテンならではである。
 仕事を終えて、食事をした後の美味しい一杯のコーヒーの味は、まさに今の幸せを凝縮しているような気がする。
 

 今日の仕事


 ここへ来て細かい仕事が沢山ある。 まず何から手を付けようか迷ったが、キッチンのタイルと換気扇を掃除することから始めた。
 オレンジ色の派手なタイルである。 キッチンのタイルとしては悪い趣味だとは思わない。 キッチンはあいまいなパステルカラーなどより、思い切り派手な原色が案外似合うものである。
 昨日買ってきたレンジまわりの洗剤を吹きかけてタイル洗いのブラシでこすっていく。 油汚れはまあまあ取れるが目地に付いた黒い汚れ、おそらくカビだろうが、これがこすってもこすってもなかなか取れない。 水拭きした後同じく昨日買ってきた風呂に塗る白い塗料を目地に筆で塗っていく。  
 全部塗り終わった後から、雑巾でタイル面の塗料を拭き取っていく。 これが大成功だった。 目地は真っ白で、タイルもピッカピカ♪ まるで新品同様の状態になる。 次に流し台の掃除をしようとしたが、もう油汚れ用の洗剤がなくなったので、買いに出かける。
 左官材料店に寄り、オレンジ色のタイルを注文するが、もうその色は無いのだそうだ。 見本に赤いタイルを一枚持って帰るが・・・これではおそらく駄目だろう。 ガステーブルの位置を変え、シンクが移動するので約100枚ほどのタイルがほしいのだが・・・昨日行ったホームセンターにそのような色があったような記憶もあるがはっきりしない。 メタルラスや下地用のモルタルなどを買う。 ホームセンターで洗剤のほかいろいろ小物を買ってくるが、昨日もそうだったが、シンクの水洗のところでついつい立ち止まってしまう。 流しの水洗のことで悩んでいる。 つまり壁付き式の水洗カランにするか、それともシンクから立ち上がる式にするか・・・で悩んでいるのだが、システムキッチンのように立ち上がる方式にしたいのだが、その場合カウンターの上からになるので、蛇口の位置がかなり高くなるのが心配なのである。 壁付き式の水洗カランにしてもアイランドなので当然壁が無い。 
 カウンターの上に横木を置いてそこに水洗の元を取り付けなければならないのだが・・・。
 午後からは油汚れでゴテゴテのガステーブルやシンクの掃除。 その後明日流し台を据えるのでその部分の床に塗装し、ついでに腰付き障子戸の組子に一度目の塗装をする。 組子の塗装は細かいので、けっこう時間を食うものだ。 
 明日から配管屋が来ていよいよ浄化槽を埋め込む作業と、各配管とつなぎ込む作業に入る。 こちらも流し台を終えて、便所の腰板張り入らねばならない。