建具

 建具屋が来て、玄関の腰付き障子戸とその上部の格子戸、和室の上下の腰付き障子戸、押入れの親子の襖戸、地袋の襖戸の取り付け調整をしていった。 腰付き障子戸の組子部分に塗装が終わったら連絡してください、障子紙を張るために取りに来ますと言って帰っていった。
 玄関の腰付き障子戸は2メートル10センチこれはさすがに大きい。 玄関の土間からだと見上げる格好になるから、さらにその大きさが強調されるようだ。 この戸は和室の戸のように下だけでなく上にも板で腰をつければよかったかなぁ、と少し悔やんでいるが今となってはいたしかたない。
 それに大きな戸のわりにはまわりの枠材が細い。 町屋の家の戸で洗練された感じを出すのならそれでもよいが、この家は田舎の農家である、もう少し素朴で無骨な感じがほしかった。 おそらく安上げたかったのだろうが・・・
 それに建具屋は寝室の押入れの親子の襖戸の表の向きを逆に造ってきている。 どうやら何でわざわざ大小の親子の戸にして、しかも戸を左前に入れるように造ってくれと言ったのか分かっていなかったみたいである。 これでは中間の半柱で親の戸が止まってしまって狭くて布団の出し入れすら不都合である。 昔の襖戸なら上と下の枠を抜いて向きを逆にすることも出来たろうが、今のは枠ではなくて、フラッシュ戸の隅にいかにも枠に見えるように黒い張物をしてあるだけの戸なので今さらどうしようもない。 建具屋仕事なら戸を作り直す、大工仕事なら半柱を立ったまま中樋端の内まで細くするように切り落とすしかないが、これは出来ないことはないが、まずきれいな仕事にならない。 明日にも建具屋と相談だなぁ・・・これは・・・。
 

  今日の仕事


 キッチンの天井に漆喰を塗る。
 既存のキッチンの流し台が並ぶ上部の天井だが、ここは現状のままいくつもりだったが、他の天井が全部きれいになるとここの天井の汚れがやたら目立ってしまい、結局ここも塗りをすることにした。 以前はペーパーボードというのだろうか、プレスした模様の入ったボード張りの天井だった。
 そこへ午前中下プラを塗り、午後から漆喰塗りをする。 ついでに風呂の入り口の脱衣所の天井も汚れがひどかったのでここにも漆喰を塗った。
 久しぶりの壁塗りというか、天井塗りで腕が疲れた。 明日は今日塗った箇所の下部の床に塗装をして、流し台の台座を作りその上に既存の流し台を乗せて設置する。 ついでにガステーブル上のレンジフードも取り付けてしまうつもりである。