季節

 車を置かせてもらっている駐車場に八重桜の若木があるが、花が開き始めている。 オフの田舎でも同じように今頃が八重桜が咲く季節である。
 おそらく田んぼには水を張って代掻きも始まっているだろうし、チューリップ畑では早稲の品種がいっせいに花を開いているのではないだろうか。
 山道の縁には片くりの花が可憐な花を付けているだろう。
 それに山の家ではツバメが来て、今年は玄関の戸が開いていないのでガッカリしているだろう。 軒下が結構高く広いからそこで巣を造ればよいように思うが、玄関の外や人の居ない家にはツバメは巣を造らないものである。


 今日の仕事


 昨日やり残していたボード張りからはじめる。 ボードを張リ終わったところで、材木屋へ行き三寸五分(10・5センチ)角で4メートルの大引きを一本買ってくる。 それを方立ての長さに切り、半分に挽き割り、さらに挽き割った一本だけをもう一度半分に挽き割る。 4分の一になった材は両脇の方立てに、半分のものは鴨居に利用する。
 材木は横に切るとさほどでもないが、縦に挽き割ると沢山の鋸引きクズが出る。 その鋸引きクズを常時吸い込んでいるので慢性的に喉がいがらっぽく、もともと喉が丈夫でないので咳や痰もけっこう出る。 次に丸ノコを買うときは、少し値が高いが集塵タイプの丸ノコを買おうと思っている。
 
 風呂場の脱衣所の片引きの引き戸の枠を造る。 敷居はなしで床にレールを這わす引き戸なので、ホゾ仕事にはしないでビスで止める簡易な方法で造ることにした。 それはそう難しい仕事ではないが、向こう側の壁面を作るのが結構手間取る。 なにせ古いクリ材の柱がありそれが傾いて立っていたからであるが、その柱を包み隠すのではなく見せるようにして両脇にギリギリの厚みで少し傾いた壁面を作る。 その後脱衣所のシーリング灯を付け替え今日の仕事を終わる。