床を切り取る。

 五月の連休に田舎の友人3人が来るという。 そもそもが昨年の秋に来ると言っていたのだが、年が明けると雪が消えてからとなり、桜が咲いてからとなり、連休中に行くぞ・・・と話は延び延びになっている。 その間に一人の友人の母親が脳梗塞で倒れ、もう一人の父親が亡くなった。
 それぞれが身の回りにそのようなことが起きる年齢を迎えているのである。 オフもこうして田舎から遠く離れて一人で仕事をしているが、何時田舎の母親の身に何が起きるか分からない。 勝手なようだが手のかかる病気だけにはなって欲しくないなぁ、と思う。


 今日の仕事


 昨日の仕事の残り、キッチンの床張りをした。 二列だけ残ったのだったが、この最後の二列におおよそ午前中いっぱいかかった。
 と言うのも昨日最後頃やった仕事がずさんだったので、やり直しをせざるをえなかった。 一本の垂木が曲がって跳ね上がっていたのだ。
 部屋の最後のところは和室に続いていて大引きがなくて止めようがなかったのがわざわいしておかしなことが起きたワケである。

 その後昨日の終わりに途方にくれたブカブカしているダイニングとキッチンとの境のところを床板を剥がさないで何とかしようとしたが、やりようがない。 最後はあきらめて床板に丸ノコを入れて2尺(60センチ)ばかり切り取った。 部屋と部屋の境目で根ガラミというか足固めがある箇所で、それが根太より少し高いので床板の裏を削り取ったところである。 床板の裏側を削り取ったりしないで、根ガラミの上に鉋を掛けて均して根太と同じ高さにすればよかったのだ。 そうしなかったのは、縁の下一面鉋屑が飛び散るのも嫌だったが、以前の材なのでもしどこかに見えない釘があったりした場合鉋の刃が駄目になることを恐れたのだ。 はがして見ると床板の半分五分(1・5センチ)削り取っている。根太の高さとの差からみるとその部分はそれで良いのだが、裏を半分削り取ったので隣の床板との相シャクリも効いていない上に、全体を押さえた場合端っこのそこが浮き上がってしまいブカブカするワケだ。 ということはそこだけでなく真ん中よりのところにも隙間があるということだろう。 とりあえず切り取ったその個所を今度は削るのを三分にして相ジャクリをギリギリ生かして板を納める。 ブカブカはしないが今度は少し高く、そこの部分だけが少し浮き上がってしまった。
 もう一度やり直すにしても今日はもうこれ以上やるのは嫌なので、どうしても気に入らなければ後日直すことになるだろう。

 その後玄関の床板を張る。 ここは床板はスパンが短いので相ジャクリを押し込むのも楽である。 最後の壁の部分が大和張りの板壁でデコボコしている面だったがまあまあの納まりで終了できた。 床板張りは残すところ便所だけということになった。 ここは配管屋の仕事が終わるまで待ったが掛かっている。