困った。

 夕方、弟が来た。 来るということは昨日電話で連絡を受けていた。 来なかったもは仕事が忙しかったからだという。 彼が最後に来たのは、昨年の11月だったと思うから、もう4ヶ月以上来なかったことになる。 今月の20日で会社を辞めるという。 彼の行っている会社は数年前に一度不渡りを出して銀行管理になっている会社である。 主として関西電力から外線の張り替えなどの仕事を貰ってやっている会社だが、慢性的に給料の遅配が続いていて、従業員も辞めていって少なく、ほとんど下請けに仕事を出して何とかつないでいるらしい。 しかし、個人でも法人でもいったん借金がかさんでしまうと後はその金利の返済のために働いているようなもので、銀行は自分のところの金利を取ることを最優先にしているのだから働いても働いても楽になるということはない。 小さな会社だが弟は一応幹部で、いろんな細かい特典があって少しはわがままもきいてし辞めないで勤めていたのだが、とうとう決意をしたようだ。 継ぎの人員とか引継ぎとかがあるので、1、2ヶ月は残ることになるかもしれないというが、決意したのなら遅配分の給料を貰ってすぐにでも辞めろ、と言っておいた。 どうするのやら・・・もしやる気があればこの仕事、古民家の再生の仕事をやるのもいいと思うが、それは本人の決意次第だ。 前に一度誘ったことはあるのだから、さらに勧めるつもりはない。


 今日の仕事


 昨日敷居と鴨居の間に柱を入れたのだが、考えてみるとその分だけ押入れの開口が狭くなり襖戸が小さいサイズになる。 ということは布団の出し入れがやりにくくなるということだ。 そこで昨日せっかく入れた柱を外して、少し挽き割って半柱にして入れなおした。 そうしておけば手前の襖戸一枚だけは、これまでのように端の柱まで移動できて、布団の出し入れが楽になると思う。  難点は襖戸が大きさが揃わなくてちぐはぐになることと、戸が左前になるということぐらいだが、その程度なら我慢の範囲だろう。
 ようやく残り五坪分の床材が届いた。 さっそくキッチンの床を張っていく。 あと少し二列分を残してキッチンの床もおおかた張り終えた。
 ところが今日の分を張り終わる頃なって気がついたのだが、一枚だけ端っこがほんの少しだがブカブカする床板がある。 出入り口のすぐ側で、床暖房の戻りのパイプを最後に繫いだところで垂木の受けを確認出来ていなかった。 しかしどうも気になってしょうがない・・・かといって今更どうする?・・・今日やった仕事を全部一からやり直す・・・それは出来ないなぁ。
 出入り口の無目の敷居を外しすことが出来るかどうかだが・・・多分両側からビス止めしていたと思うからそれは無理だろうなぁ。 困ったなぁ。