壁に悩む

 このパソコンの横に長男の息子、オフには孫の写真が貼ってある。
 長男の息子は昨年生まれたのだが、ちょうどオフがこの綾部に家の仕事をはじめた頃だった。
 一度初孫の顔を見に行きたいなぁ、と思いながら忙しさにかまけてまだ実行していない。 写真の孫は赤ちゃんがよく着る白い頭巾付きの服を着て写っている。 少し口を開けて、笑いたいような、そうでないような、なんとも不思議な顔をしている。 そんな一瞬の表情を捉えるのだから写真というものは面白いものである。 赤ちゃんというのはたいていどちらかの目が小さいものだが、孫も左目よりも右目が少し小さく写っている。
 生まれてからもう半年以上も経っているから、この写真のよりはだいぶ大きくなっているのだろう。

 仕事は大詰めに来ているのだが、なかなか思うようには進まない。
 悩んでいる壁だが、また既存の大壁部分はそのまま残そうと思うようになった。 さらに大壁の上の部分、ここは天井が高くなったので今は壁がない状態だが、ここも大壁を繫いで立ち上げていくのが一番妥当だなぁと思うようになった。 




 今日の仕事


 リビングの天井に照明器具を取り付ける。 昨日夜中に小便に起きたのだが、寝ぼけていて暗闇の中でふらついたりして柱にぶつかりそうになった。 ついでに玄関の横に外部コンセントも取り付ける。
 リビングに台所の排水の点検口を設けたのだが、その蓋をまくる取っ手を取り付ける。 売っている回転式の取っ手は床の厚さを1・5センチに想定しているものしかないので、長めのビスに替えて取り付けるしかないことが分かる。
 勝手口への通路の両側のサッシ枠を外そうとしたが、風呂場側はサッシが風呂場のタイルの下に挟み込まれてモルタルがしてあって外れない。
 倉庫側のサッシ枠は外れた。 そこに胴ブチを組んで勝手口側はラスボードを張る。 倉庫側はどうしようか迷っている。 なるべく建材モノを使いたくないが、倉庫の内部のその他の部分がみんなベニヤ張りなのである。 そこの部分だけ塗り壁にするのもおかしいし、意に合わないがここだけは適当なベニヤ材を買ってきて張るしかないなぁ、ということにした。 

 配管屋の若い衆が二人来た。 風呂場の排水が低い位置に出ていて、家の横を流れている用水に排水されているのだが、その排水を浄化槽に持っていかねばならないが、その仕事のため来たという。 削岩機でコンクリートを割って風呂場の横を掘っていたが、どうやらかなり深いところに排水溝があるようだ。 これはかなり手間の食う仕事になりそうな気配である。